［unconventional］ (ページ24)

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kj「ん！なんかいい匂いするやん」
ru「気づいた？実はね、青椒肉絲作ってみたの」

康二くんが喜んでくれるものってなんだろう？って考えてたら、手料理振る舞ったことないなぁって。

kj「あ、青椒肉絲かぁ」
ru「うん、…？」

あれ？なんか、…期待はずれだったかな、？

ru「…もしかして、美味しくない…？」

炊き立てのご飯もよそっていただきますしたんだけど、康二くんはちまちま食べてて。舘さんが作ったのをみんなで食べた時と、反応が違う気がして不安になった。

kj「え！？んなことないよ！めっちゃ美味いもん！おかわりしたいくらいやわ！」
ru「そっか、よかった」
kj「作ってくれてありがとうなぁ、嬉しいわ。また作ってな？」
ru「うんっ」

ほんとにおかわりしてくれたし、ファーストリアクションは引っかかったものの多めに作った青椒肉絲もあっという間になくなった。

kj「ほい、これタイのお土産」
ru「え、なに？開けていい？」
kj「ええよぉ。なんやろなぁ」

保冷バッグを開けるとカップがふたつ入ってて、くるくる回して文字が書いてあるけど、まぁ読めない。

kj「それな、ココナッツのアイスやねん。めっちゃ美味いからラウにも食べさせたくて買ってきたんよ」
ru「ありがとう〜！スプーン持ってくるね」
kj「ぁー、俺はええよ。ラウが食べれるんやったらふたつとも食べや」

康二くんには食後のコーヒーを淹れて、俺はお言葉に甘えてふたつとも食べることにした。

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