ヒロイン体質2【名探偵コナン】

第九話 ページ9

旅館

「ああああAっっ！！！」

ｷﾞｭｩｩｩｯと俺が旅館に入った瞬間抱きついてきた。

背骨折れる……ぅ……

「……って赤井ぃぃぃぃぃ！！！！」

『降谷さん拳を下ろして！！』

ﾊﾞｯと俺から離れて殴り込みにいこうとする。

それだと俺が巻き添えを食らう。

「…A、だったか。

彼、道で襲われてたぞ。」

「………えっ」

降谷さんの目に光がなくなる。

同時に俺の目の光もなくなる。

そういうのが大好きな読者に誤解されてしまう……！！

「……本当か？」

『……ごめんなさい』

俺が弱いばっかりに……いやでもよくよく考えてみると俺フラクバンバン建設してたな。

ごめんなさい。

「…いや、俺も助けにいけなかった……

赤井、今回は、今回だけは礼を言う。今回だけは。」

今回をやたら強調する。

赤井さんは煙草吸いながらあぁ、と答えた。

……ヤバイ、様になってる。イケメン……。

「A、部屋に戻るぞ。」

『はーい！赤井さん、ありがとうございました！』

「……っと、ところでA。

何で俺の名前を知っている。」

…墓穴掘ったぁ

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