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やつはいつも、Aと話した後にノートを取り出す。
おそらく、忘れないうちにAとの会話を記録しているんだろうと思った。
「俺ちょっと聞いてくる」
「なにを」
「優斗。お前、作間くんのこと気にしすぎておかしいから」
はしもっちゃんはさっさと作間のところへ。
「作間くん、それいつも何書いてるの?」
「…ん?」
「…いや、そのノート」
「あぁ、これか。特に何も」
はしもっちゃんの顔を見ようにも、作間の席は窓際の一番後ろ。
バカ5人ことゴレンジャイは前の席に強制出航。
つまり、作間の正面に立つはしもっちゃんの顔がここから見えることはない。
「それ書いて、どうすんの」
「…楽しむ?とか?」
そう言うとメガネを外して、突っ伏した。
「へぇ」
後ろを向いたはしもっちゃんは俺に助けを求めるようにじっと見て、そこから光の速さで俺のもとに駆け寄ってきた。
「やべえよ、マジでやべえよあいつ」
「なにが」
「だって、表情一つ崩さねえよ?しかもなに、あの、なんか、俺をバカにしたような態度」
「…まあ、いつでも学年トップだし、俺たちがバカにされても仕方ないだろうけど」
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きき(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても面白い作品でした。またの執筆も楽しみにしています。素敵なお話をありがとうございます。 (2018年10月8日 2時) (レス) id: eb92b527a6 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 完結おめでとうございます!ありがとうございます!感動して泣きそうになりました!お疲れ様でした! (2018年10月6日 9時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
プチラメ(プロフ) - 芽衣さん» はじめまして、コメントありがとうございます。恐縮です…終盤仕上げておりますので更新お待ちください〜!! (2018年9月29日 1時) (レス) id: 4bd9b9ee69 (このIDを非表示/違反報告)
プチラメ(プロフ) - ささやんさん» コメントありがとうございます!私も書きながらワクワクしてまして…そう言っていただけて嬉しいです。頑張ります☆〜(ゝ。∂) (2018年9月29日 1時) (レス) id: 4bd9b9ee69 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - はじめまして。今読んでいる作品の中で一番すきです。更新楽しみにしています。 (2018年9月28日 1時) (レス) id: 7fcf2589ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プチラメ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/Petit_lame
作成日時:2018年8月6日 2時