075 再びやってきた闇 ページ15
( トド松side )
デカパンに渡されたゴーグルを付けてすぐぐるん、と目を回した。
気がついた時には何か冷たい物が肌に当たってると感じて、ゆっくり瞼を開ければ目に入る景色は真っ白な部屋だった。
そして今、自分が地面に寝そべっているんだと気づく。
だから冷たかったのか…。
トド｢ん、んー？｣
上半身を起き上がらせればまだ倒れている兄さん達が見えた。
トド｢カラ松兄さん！カラ松兄さん起きて｣
1番近くに倒れていたカラ松兄さんを揺さぶるとすぐに目を覚まし一安心する。
カラ｢ん、んー…ここは｣
チョ｢…ここ、あの部屋？｣
一松｢っぽいね…真っ白だし｣
十四｢わー！真っ白！！｣
おそ｢ってて、くっそぉ、おもいっきり頭打ったぁ！｣
順番に目が覚めていく兄さん達に続いて立ち上がる。
あたり一面真っ白で、どうやらチョロ松兄さんとカラ松兄さんと一松兄さんはここを知ってるらしい。
じゃあここが…
トド｢ここがAの心？｣
一松｢うん。てか、まぁ、心の一部？？ってやつ｣
十四｢昨日目覚めた時は真っ暗闇だったよー！！｣
カラ｢俺はここだったな…｣
おそ｢ふーーん。ま、そんな事よりさっさとAを探そうぜ？｣
チョ｢あ、待ってよおそ松兄さん！単独行動は危険…あ…｣
トド｢A…｣
おそ｢なぁんだ。案外簡単に見つけれたな。2人いるけど｣
呑気に笑ってるおそ松兄さんの目の前に急に現れたA。
でも、おかしい事にそのAは二人いた。
1人はニヤニヤと笑ってる。
もう1人はもう目もうつろでかなりヤバそうだ。
カラ｢気をつけろ兄貴！！その笑ってる方は昨日俺を殺そうとしたほうだ！！｣
横にいたカラ松兄さんがおそ松兄さんに向かって叫んだ。
その言葉に今だニヤニヤと笑っているA。
Aの笑ってる姿を見たことがないせいか、やけにその笑顔が不気味だった。
おそ｢…ふーん？お前、笑えるんだ｣
チョ｢ちょっと！何呑気にそいつに近づいてんの！？｣
トド｢そうだよ！おそ松兄さん！どうみてもそっちの目がうつろの方が本物だよ！！｣
おそ松兄さんは普通に歩いてニヤニヤと笑うAの前に立った。
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。。みかん(プロフ) - うわああああああああ好きいいいいいいいいいい！！…過去の後の日常が気になりすぎるッ見たいッ (2021年5月8日 9時) (
レス) id: 50b8265051 (このIDを非表示/違反報告)
月城 神夜(プロフ) - こういうシリアスものは人それぞれの面持ちや見解がより多く詰まったものが多いと感じてるので、文面からでも伝わる夢主君の優しさと生温い傷に何度も涙腺が刺激されました。素敵な作品を愛読させて頂きました。有難うございます！私的には消える瞬間の夢主が何故か好き (2020年5月21日 3時) (レス) id: 976bbf9bb1 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - 夢主クッソ優しいじゃねえかあああああああああああ！好きだああああああああああ！ (2020年5月15日 9時) (レス) id: c073153657 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 兄様…優しいじゃねぇかよおぉぉぉぉ！ (2019年11月25日 20時) (レス) id: 739052c63c (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - 何度も読んで何度も泣かされる作品…(´；ω；`)本当に感動しました！ (2019年11月4日 20時) (レス) id: 26ebd58a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：dokuro | 作成日時：2016年5月28日 9時
