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お互い食べ終わって、わたしは食器を片付け始める。
「A」
ドンヒョクさんに背を向けて洗い物をしていたわたしは、くるりと後ろを振り返った。
ソファに座っている彼が、こっちに来いと強めに言わんばかりの素振りで手招きをしている。
「いま洗い物してます」
「だーめ。そんなの後でいいから早くこっち」
一度は抵抗したはずなのに、そんなことまるでなかったかのように洗い物をする手を止めてそっちに向かってしまうわたしは、相当彼に弱いと思う。
ソファに、彼の隣に拳一つ分くらい間をあけて座った。
「なんですか」
「もっとこっち」
「いや……、」
「つべこべ言わないの」
ぐいっと腕を引かれて、彼の腕の中。あたたかい。人の温もりを感じる。いつまでたってもこういうことに慣れないわたしは、鼓動が一気に激しくなった。だんだん頬があつくなってきた。鏡を見ていなくてもわかる羞恥からくる赤面。ちらり、何とか見れた彼のけろっとした顔と比べて、余計に恥ずかしくなってしまう。
彼からは、人工的な甘い香りがする。今となっては嗅ぎ慣れた香水の匂いだ。
しばらくわたしの腕と腰に回っていたドンヒョクさんの手は頬に移動してきて、それを包むようにした。そしてすごく近い距離で見つめられたかと思ったら、ドンヒョクさんは目線だけをわたしの口元に寄越す。
あ、くる。そう少しだけ身構えると、瞬く間に唇同士が重なった。
距離が近いから。きっと鼓動が速いの、ばればれだ。
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kria1211(プロフ) - すごい続きが気になる🫣 (2月28日 16時) (
レス) id: 7d440c3a81 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12349号(プロフ) - 初めて占いツクールで一気に読み進めるくらいおもしろかったです😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭 (11月18日 20時) (レス) @page25 id: fa94027d31 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - なさん» ありがとうございます！嬉しいです💖ぼちぼちやっていきますのでこれからもよろしくお願いいたします、、！ (9月22日 0時) (レス) @page21 id: c710896a18 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 更新嬉しいですありがとうございます🥲これからも楽しみにしてます🫶 (9月21日 22時) (レス) @page15 id: d07f2ca0a8 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - あわあわさん» お久しぶりです！コメントありがとうございます〜！とっても嬉しいです！遅筆ですがぼちぼちやっていくのでこれからもぜひよろしくお願いいたします…！ (2022年9月22日 4時) (レス) id: a778b97762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kai | 作成日時：2020年4月19日 6時
