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人が少なくなって、
繋いでいた手を離そうとすると
ほどけない錦戸くんの指が
しっかり私を掴んで
.
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「錦戸くん」
「ん？」
時が止まるじゃ言い方がおかしいけど
優しい錦戸くんの声が耳に響いて
私の言葉に耳を傾けてくれているんだなって
考えると 想像以上に恥ずかしくなって
俯いてしまう
恥ずかしいんだ、許して欲しい
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もういっそのこと止まらない胸ごと伝えようかなって
ドキドキ耳の下まできてて
震えそうで、もうすでに震えてる気もして
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「わたし、貴方が好きだよ。」
ゆっくり顔をあげると、
想像以上に照れている錦戸君がいて
その姿にもっと恥ずかしくなって
蒸発しそうになる
湯気出てるんじゃないかなってぐらい
なんだか心が荒くって
.
.
「それ本当なん？」
口角をあげて頬を染めて
私に問いかける、
そんな貴方が今日イチ愛しく見えて
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作者名：うにくん | 作成日時：2017年7月12日 2時
