生まれてありがとう ページ33
分娩室から飛び出すとﾏｽｸを外すｷｭﾋｮﾝ。
その顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
ｷｭﾋｮﾝ「ﾊｧ…ﾊｧ…生ま…れた…無事に…っ！」
ｲｪｿﾝ「ｷｭﾋｮﾝ。」
ｷｭﾋｮﾝ「ﾋｮﾝ…ﾋｮﾝ！ちゃんと生まれました！この手で抱っこ…っ！ありがとうございますｯ！ありがとうございますｯ！ﾋｮﾝ…っ！」
ｲｪｿﾝ「俺がお前にしてやれるのはここまで。俺が分娩室に入った瞬間からお前との縁は切れる。もうお前の子供じゃない。お前に子供なんていない。縁もゆかりもない真っ赤な他人だ。」
ｷｭﾋｮﾝ「はい…っ！」
ｲｪｿﾝ「じゃあな！」
分娩室に入っていくｲｪｿﾝの背中に深く深く頭を下げるｷｭﾋｮﾝ。
ｿﾝﾐﾝ「ｷｭﾋｮﾝ…おばさんたちが来る。早く…」
ｷｭﾋｮﾝ「はい…」
もう一度分娩室にいるｲｪｿﾝに頭を下げると足早にその場を去る。
A「ｼﾞｮﾝｳﾝ…」
ｲｪｿﾝ「お疲れさん…頑張ったな」
A「ｼﾞｮﾝｳﾝがずっと傍にいてくれたおかげ…ありがとう…」
中にいたのがｷｭﾋｮﾝだと知らないA。
ｷｭﾋｮﾝの最後の願いが「出産に立ち会い生まれる瞬間を見届けたい」ことだった。
悩んだ末、ｿﾝﾐﾝや事情も聞かず協力してくれたｲﾄｩｸのお陰でｷｭﾋｮﾝをﾏｶｵに連れて自分の代わりに立ち会わせた。
不安だったがAが気づいてないことにﾎｯとするのと同時にｷｭﾋｮﾝに一瞬でも父親らしいことをさせてやることができてよかったと思うｲｪｿﾝ。
ｲｪｿﾝ「俺こそAに礼を言わなきゃ…。こんな可愛い息子を俺にﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄしてくれて…ｲｪｳﾝの時は傍にいてやれなかったけど、これからは家族四人！仲良く暮らそうな？」
A「うん…っ！」
＊＊＊１年後＊＊＊
ﾘｮｳｸ「ねえ！ねえ！招待状が届いたよ！」
ｳﾆｮｸ「へえﾄﾙﾁｬﾝﾁ。そっか。ｲｪｿﾝﾋｮﾝとこも１年経つのか。」
ﾘｮｳｸ「少しでも空気の綺麗なところに住みたいって郊外に引っ越しちゃったもんね。」
ｳﾆｮｸ「ﾋｮﾝの家族愛には敬愛するよ(笑)」
招待状をｷｭﾋｮﾝの部屋に持っていくｿﾝﾐﾝ。
ｿﾝﾐﾝ「ﾄﾙﾁｬﾝﾁだって。」
ｷｭﾋｮﾝ「早いな…」
ｿﾝﾐﾝ「それともう１つ内緒のお知らせ。三人目ができたかも、だって。」
ｷｭﾋｮﾝ「それ確かです？」
ｿﾝﾐﾝ「さあ？ﾋｮﾝの言うことだから(笑)」
ｷｭﾋｮﾝ「ですね(笑) でもそうだったらいいですね…」
ーENDー
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璃子 - 続編ありがとう♪すごく嬉しいです♪♪今から読みに行ってきます＾０＾♪♪♪ (2014年9月18日 9時) (
レス) id: 91a4c5e6cb (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - お久し振りです＾＾みんなそれぞれに気持ちを区切って幸せになれて良かったです＾＾ 続編嬉しいです！ありがとうございます＾＾ (2014年9月17日 16時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ナムさん» 一気に読んで頂いただけでなく読みごたえあるなんて嬉しいお言葉までありがとうございます。続編書いたのでいつでも来てください。 (2014年9月16日 8時) (レス) id: 20daec110a (このIDを非表示/違反報告)
bubu - so_yeong1227さん» お誕生日遅くなってしまったけどおめでとうございます！続編書いたのでいつでも来てくださいね。 (2014年9月16日 7時) (レス) id: 20daec110a (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 璃子さん» ありがとうございます。続編出来たのでいつでも来てください。 (2014年9月16日 7時) (レス) id: 20daec110a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年10月31日 0時
