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9本目 ページ9

母「何、このキズ」



















『......』




母「なんで黙るの

お母さんでしょ、ちゃんと言って」







ここで黙秘権を使わせていただくぅ↑↑









 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




自傷行為をしているにもかかわらず、

運動が大好きな私は構わず半袖を着た


大きな傷ができてしまった時は
ファンデーションをつけて薄くごまかした





友達にしょっちゅう
傷について聞かれた


この傷、何?


聞かれれば必ず私はこう答える





『犬に引っかかれちゃった』




愛犬には悪いが、ここで犬の存在を活用する





しかし1度だけ、ピンチがあった

生まれた時からの友達に、









「いいと。ちゃん...それ、
リスカ...だよね?大丈夫なの??」



















( ゚д゚)、ケッ

















感の良いガキは嫌いだよ←




『これ犬にやられたの!
無理やり抱っこしようとしすぎて!』

こいう感の鋭い子には
不自然すぎる言い訳だが、

夏に長袖を着るよりはましだった。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


でもまさか、母親にバレるなんて...


した理由、どうやってやったか、





次々と飛ばされる問



遂には怒鳴られる








私は正直
リスカをした人にはリスカをしたことに怒っては行けないと思う

止めても行けないです
カラオケやスライムを触るのと一緒
ストレス発散方法の1つですから
(私の場合違うけど)
生きた証でもあります

こっちの身にもなってみろってんだ
このハゲ←

(コホンコホン
失礼、腹を痛めて産んでくださった母に対する態度では無かったですね


数本傷が横に並ぶ右腕を強く掴む母

当時絶賛反抗期中の11歳


リスカについて説教垂れる母に
氏ねッッッっと思っていましたが


愛するわが子を思ってなんですよね、結局は
本当に愛してなきゃ止めないし
でもやっぱり、依存してる人からすれば
ありがた迷惑
ってやつですよね〜


リスカの問い詰めタイムは1日じゃ収まらなかった
何週間も続いた
母は私を精神科に行かせようとしていた


リスカは私にとって娯楽の1つなので、
これ以上大袈裟になっちゃうとこっちも
申し訳なくなってくる




結局たどり着いた先は
学校のカウンセリング

ここで私は全てを吐き出した

カウンセリングの先生は優しかった

カウンセリングの際言ったことは誰にも伝わらなかった
私がそう頼んだのだ






この日からしばらく、私はリスカをしなくなった

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作者名:いいとも。 | 作成日時:2022年3月19日 17時

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