27枚目 興味のそそるものがないだけで物欲はある ページ27
『はいその一、なんで私なの』
「お前ほど魅力的なー」
『眼鏡かち割るぞ』
「・・・使用人の顔やこの国の貴族の娘達の顔は割れてる。だがお前は知られてない。」
『その二、ダンスが踊れません』
「そんなものどうとてもなる」
『その三、私の立場は何になる？』
「俺の友人、という体になるが」
『その四ー』
「お前が頷けば、疑問全てを答えてやるぞ」
はい無視
『その四、私が断ったらどうすんの』
「断らないさ」
言い切るその姿に首を傾げる。グルッペンは口角を上げて
「ここまで一度も、嫌だなんて言ってないのが証拠だ」
『あぁ・・』
嫌ではないし、断る理由もない。
『じゃあ最後。これで疑問終わり。
その五、なんで頼んだ？命令すりゃあいい話だろ』
「俺がお前と対等の関係でいたいから。断るなら断ってもいい。お前が決めてくれ」
真面目というか、義理固いというか、なんというか。
『・・いいよ。OK引き受ける』
「そうか！」
グルッペンの手を取り立ち上がらせる。対等と言うなら跪くなや全く。
「褒美は何がいい？何でも言ってくれ。出来る限り答えよう」
『この椅子私の部屋にくれ』
「・・ほかは？」
『今の所ない』
本当に？と聞かれたので本当にと頷く。
「物欲のない女だなぁ？ま、後はパーティのあとにきこう。」
以上だ。とグルッペンは自分の席に戻る。私も帰っていいか？
「こちらで全て用意する。ダンスの練習はその都度連絡を送ろう」
『あーい』
「急な呼び出し済まないな」
『気にすんな。暇な身だ』
それに美味しいお茶とスイーツが待ってる。いくらでも呼んでくれ。一回につきワンセットだけど。
『じゃ、またね』
「面白い子やな」
「あれ珍しい、興味なさそうなのに」
「そう？いや、話聞く限り声音見る限り、ほんまに正直に喋る子やなって」
「でも馬鹿じゃない、そうでしょ」
「鍛えればええ外交官になると思うで。俺の部下にほしい」
「駄目」
「けち」
「あいつか、前ゾムと俺達見てたの」
「せやで。」
「どんなやつなん」
「おもろい」
「へぇ」
「今度話してみぃや」
「からかい甲斐のあるやつっぽいしな」
「・・なんや、あいつ変な方向に関心持たれるな。そう思わないかトン氏」
「ブーメラン返ってんぞ(ブーメラン返ってんぞ)」
「コピペやめろ」
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ねこ娘(プロフ) - うあ〜〜とても面白いです泣いてしまう…正論しか述べない主人公とても好感が持てます、こんな大人になりたかった……主人公を攫ったのが日常組だとわかった時のなんとも言えない笑みの溢れる感覚、素晴らしかったです(マニアック)続きも楽しく読ませていただきます！ (2021年1月18日 2時) (
レス) id: 5a39984025 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 会社の説明草 (2020年10月10日 18時) (レス) id: f170f9c90f (このIDを非表示/違反報告)
もちねこ。(プロフ) - まじむりですすきです (2020年8月26日 16時) (レス) id: 060862f232 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。＠str48＆変人系カップル(プロフ) - めっちゃ...好きです。 (2020年8月13日 3時) (レス) id: 024f1c0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ムギ - 続き待ってます！無理しない程度に頑張ってください！ (2020年7月22日 0時) (レス) id: 93c05af962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2020年3月26日 12時
