14個目 この物語の終点は ページ14
医務室へ運び込まれて、ペ神に氷嚢を当てられる。冷たくて気持ちがいいんじゃ〜〜。
sp「口の中は切っとらんな。頬も二、三日すれば治るやろ。」
『了解〜』
そろそろ就寝時間だ。
sp「他痛いところない？」
『ない』
sp「何かあったら医務室来てくださいね。おだいじに」
『うーい』
パイプ椅子から立ち上がりドアノブを引く。あ、そうだそうだ忘れてた。
『あいつ部屋に呼んでくれな？』
kn「どいつっすか」
『グルッペン』
kn「分かりました」
さて部屋に戻って風呂入ろう。
sp「あ！今日は湯船に浸からんといてくださいね！結構良くなって痛み増しますよ」
『えっっっっっっっっ・・？』
kn「この世の終わりみたいな顔するやん」
シャワーを浴びて、寝間着に着替えてベッドに座る。読みかけの本を手に取って目を通していると
こんこん
重々しいノック音。扉に声をかければゆっくりと開く。
gr「王国軍部最高司令官、グルッペン・フューラー、御前に」
『はい』
本を閉じて枕元に置く。
『んじゃ、おいで』
手招きをすれば、妖艶な笑みを浮かべてベッドに近づく。私がごろりと横になると、彼は私に覆いかぶさるようにしてベッドに沈みこむ。
絹糸のような金髪が私の頬にかかる。灰色の瞳が私を閉じ込める。彼は笑って、私は微笑んだ。
gr「ほんまに腫れとるやんけ」
『グルッペン心が冷たいから手も冷たくて気持ちがいい』
アダルティな考えを持ったそこの人間はあとで裏。鼻血は拭いてこいよ。
グルッペンは私の頬を優しく撫でたあと隣に寝転ぶ。眼鏡をおいてうつぶせの状態で枕に顔を埋める。
『んで、首尾は？』
gr「上々」
『よろしい』
そう答えるのだから期限までに間に合うな。
『あたりはついてるの？』
gr「えぇ。ですので今は確たる証拠を探っております」
よしよし。良い答えだ。それが聞きたかった。
gr「待ち遠しいですね」
『そう？』
gr「私だけじゃない。私達全員が審判の日を楽しみにしてますよ」
例え方が仰々しい。
gr「なんせ、やっと貴方の誕生日を祝うことができるのだから」
『それはまぁ、おう』
祝うムードじゃなかったからな。それに関してはいつも我慢してくれた皆に感謝するわ。
『ちゃんと私の誕生日に殺されたお母様、その犯人を見つけ出して私の前に引きずり出せよ』
gr「勿論。仰せのとおりに」
15個目 原点で起源にして、頂点→←13個目 怒られる瞬間って察知できる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - この作品大好きですううううううううう (10月1日 21時) (
レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - 毒舌で芯のある女の子大好きです。一目惚れしました。マジカッコイイ。天才。 (2022年2月18日 20時) (レス) @page20 id: e16e3e06be (このIDを非表示/違反報告)
ぴく(プロフ) - 今までになかったこのクセがある作品が大好きですです。作者様の気が向くまで私たちはいつまでも待っていますよ。 (2021年9月27日 17時) (レス) @page20 id: 8f6e3156ea (このIDを非表示/違反報告)
雨音 - 更新楽しみにしてます！ (2021年3月24日 13時) (レス) id: 13ab585311 (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 主様の作品、私が思い描いていた通りのもので本当に楽しく読ませていただいております。無理せずに更新していただければ幸いです。これからの更新も楽しみにしております…!! (2021年3月18日 19時) (レス) id: d66a5d749d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：碧月
| 作成日時：2020年3月19日 22時
