宣誓。陰キャを極めようと思います。

40話目 ページ40

tn「そういや先生変わったらしいで」

三時間目休み時間。トントンは思い出したように言う。

『なんで？』
tn「育児休暇」
『へぇ。男の人が取るの珍しいね』
tn「ええ旦那さんよな」

私も結婚するなら育児休暇取ってくれる旦那さんがいい。するかどうか定かではないが。

『トントンは取りそう』
tn「そら嫁さんには任せっきりにさせるわけ無いやん。産後で体厳しいんやで。旦那がサポートするべきや」
『お前みたいなやつが全員旦那なら亭主関白って言葉も生まれないんだろうな』

絶滅危惧種なんだろうな。

『嫁さんに着せるなら白無垢かウエディングドレス、どっち派よ』
tn「そんなん嫁さんに合わせるわ。」
『悪意なしに聞くんだがなんで童貞なの』

チャイムがなり、それぞれの席に座る。がらりとドアが滑り、現れた新しい先生は。

「始めまして。では、授業を始めます」

普通の挨拶に普通の号令は飛ばなかった。委員長は声を失い、その代わりと他のみんながざわつく。

tn「まじかー・・」
『知り合い？』
tn「まぁ・・」

袖まである白衣。茶色の蓬髪。一番目を引くのは

狐の仮面。

「今日から生物を教えることになりました。くられ先生です。皆さんよろしくお願いします」

号令、の合図にみんな立ち上がり礼をする。

kr「今日は最初なので軽くね、爆薬の作り方でも教えよう。」

ニコニコ笑顔で(いうて口しか見えんが)言い放つ先生に生徒は絶句し、叫び声が一泊空いて訪れる。



生物とは(哲学)





授業は何故か滞りなく終わる。教えられるギリギリのラインを教わったはいいものの、これ何に使えるんだ。

kr「じゃ、これで終わりにします。えーっと 」

くられ先生は全体を見回し、私と目が合う。そして名簿に目を落とし

kr「キョウカさんは放課後生物準備室に来るように。はい、号令」
『・・・ん！？』

全員がこちらを見る。いや、いやいやいや！私だって何がなんだか！

tn「骨は拾ってやるからな」
『骨まで残ると思う？』
tn「・・・」

否定して！ねぇ！否定してよ！

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