23刧 平等の名の元に ページ23
次に目を覚ますと
身体の自由を奪われていました。
椅子に縛れていて、後ろに手を回されていて。仕込んでいた物も何もなくなってる。弄ったの誰だ出てこい。
pk「はっや、もう起きたの」
最初に聞いた声は、最後に聞いた声。
『あ、ぴくとさん』
pk「おはよ」
『外してこれ』
pk「俺が怒られちゃう」
『じゃあ何ならできるんすか』
pk「歌歌えるよ」
糞の役にも立たてねえじゃねぇか。
pk「・・てっきり怒られると思ったんだけど」
『なんでよ』
pk「いや、我々だと協力して嵌めたから」
『いや別に、誰と何しようがぴくとさんの勝手じゃないっすか』
それがたまたまあいつらで、目標がたまたま私だって話。
『怒るほうがおかしいだろ』
pk「怒らないほうが・・いやまぁおかしいか」
おかしいおかしくないの話はさておいて
『で、何この状況。死ぬん？』
pk「うんそう」
ぴくとさんは私の首に手を当てる。
pk「・・・俺嘘下手かなぁ」
『は？嘘だったの？信じたじゃん殺すぞ』
pk「(動揺一つもしてないのやばいよな)」
はぁ〜〜〜、とわざとらしいため息をつく。ため息をつきたいの私なんだが。
pk「俺はね、平等なの」
『あん？』
pk「彼らにも一つ手を貸した、だから」
pk「君にも一つ、貸してあげる」
ウィンクをしてキメてるつもりなんだろうが元はといえばお前のせいだよな？
時間が来たのかなんなのか、ぴくとさんが部屋から出ていったあとに入ってくる十数人。多い多い。知らん顔も多い。見知った顔と
『あれ？なんでいるん』
「キョウカ！無事！？」
死神に送らせたはずの愛加が。死神がしくった？やらかしそうだけど可能性は低いんだよな。
『見た感じどうなってるかわからんけど、無事っちゃ無事』
ぼこぼこになってるかもしれん。
「久し振りだな、愛加」
一番最初に口を開くのは・・あぁ、覇王色持ってそうな方。前会う時よりも目ぇ輝かせやがって。
「ぐる、っぺん」
gr「元気にしていたか？怪我は？俺達の視界にいなかったからな、把握がしきれてない」
本当に、本当に心配そうに愛加に手を伸ばす。
すげぇあの子あんな嫌そうな顔できるの。
「キョウカを、離して」
gr「それは今できない」
「なんで！？ここに来たら解放してくれるって言ったじゃん！！」
gr「勘違いするな、まだ、と言うだけだ」
落ち着いてやと愛加の肩に手を触れる鬱を思いっきりひっぱたく愛加。幼馴染だっけか？だからといってもあの子あんなに気が強かったん？？
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よのや(プロフ) - 夢主さんが好きすぎる。ヒーローでもヴィランでもない人間的な考え方というかなんというか…これからな展開が気になります！更新お待ちしてます！ (2023年1月9日 13時) (
レス) @page29 id: 4e9073c5b7 (このIDを非表示/違反報告)
アルム*(プロフ) - 更新ありがとうございます…！いつも楽しく拝見しております✨最近は占ツクをあまり見ていないこともあったのですが、碧月さんの作品を見て元気をもらいました。更新、気長に楽しみにしています(*^^*) (2021年10月17日 9時) (レス) id: 5d7012fd88 (このIDを非表示/違反報告)
雑食 - 主人公のはっちゃけた感じがたまらん！！ (2021年5月30日 12時) (レス) id: 065cb097ab (このIDを非表示/違反報告)
aimi - あなたの小説見ました。とても面白くて良かったです。視点が第三者ということもあり、あまり少ないジャンルなので楽しめました。 (2021年4月2日 22時) (レス) id: 065cb097ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 愛加ちゃんがめっちゃ優しいことだけはわかっただってやばいことされても断る時【タイプじゃないので】って優しすぎ！てか主さん名言製造機ですか？グッと来ました特に足は踏みだした手は動いたのところ好きですこれからも頑張ってください】 (2021年3月26日 10時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2020年9月25日 10時
