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松田side
松倉「元太、ちょっといい？」
Aが先生に呼ばれ職員室に行ってる間
帰ろうとした矢先、海斗にそう呼び止められた。
誰も使ってない空き教室に連れてかれ、今から話される内容は何となく分かる。
松倉「Aのこと弄んでんの？遊んでるのなら辞めてくれ。」
海斗は怖いくらいに俺を睨みつける。
よっぽどAのことが好きなんだろう。
…だけど、Aのこと海斗が想ってる以上に俺もAのこと想ってるんだよ。
信じられないってそう思うかもしれない、だけど、ただの幼馴染って片付けられない程Aのことが好きだって気付いたんだ。
松田「本気だよ。本気で好きだよ」
松倉「あんだけ葉月ちゃんの事好きって言ってたくせに？」
松田「うん、そうだよ」
松倉「信じられるわけなくね？……たくさん泣かせてたくせに、」
分かってるよ、
分かってるから、
次は幸せにしてやりたいって
俺の傍でたくさん笑って欲しいんだ。
……でもさ、
松田「ね、海斗。分かってるでしょ」
松倉「は？なにが」
松田「Aが本当に誰が好きなのか」
見てたら分かる
好きだと気付いてAを見ているうちに、誰を本当に好きでいるのか分かった。
自惚れとか、そんなんじゃない。
瞳を見てたらすぐに分かる。
松倉「元太だろうと、俺とAとの間を邪魔させないよ」
松田「俺は俺なりにAを振り向かせるから」
それだけ言って、教室を後にする。
鞄を取りに自分のクラスへ戻るとAがいた。
顔を見ただけで、好きが溢れ出そうだった。
松田「A」
『なに？』
松田「早く俺のところに来てよ」
奪うつもりはない。
俺のものになって欲しい。ただ、それだけ。
気付くのが遅すぎた俺が悪いけど
まだまだチャンスはあるよね？
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ぴぴ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございますー！そう言って頂けて、嬉しい限りです。 (2020年12月20日 11時) (
レス) id: e083ecf7aa (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです。 (2020年12月16日 0時) (レス) id: 5ef67c839b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年12月5日 19時
