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ホームルームが終わればすぐ遊園地行きのバスに乗り込む。
1番後ろの席に並んで座って、
気分は遠足
凄く楽しみなのかそわそわしてる海斗を見てると何だか私までそわそわしてきて、早く着かないかなーって気持ちでいっぱい。
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ライトアップされる時間まで様々なアトラクションに乗り、
観覧車から見ると絶対綺麗だから！
そう言って海斗は約束の時間の数分前になると、観覧車に乗り込んで自然と隣同士で座った。
一緒に座ってるのにしっかりと手を繋いでくるから愛しいなって、
松倉「なにニヤニヤしてんの？(笑)」
『好きだなーって』
松倉「は？そんなの知ってるし(笑)」
『うわウザ(笑)』
予定の時刻になると次々に園内がライトアップされていき、
一言じゃ表しきれないほど綺麗で見蕩れちゃう。素敵すぎて、言葉を失うほど。
松倉「Aあのさ、」
景色に見蕩れてると、俯いたまま私の名前を呼ぶ
繋いでた手に力が篭もり不安を覚えた。
声をかけても海斗は下を向いたまま。
松倉「俺、Aのことが好き。元太のことを好きでいても、俺は絶対アイツにAを渡したくない」
『どうしたの急に……それに私は、』
松倉「元太のことまだ好きでしょ？」
海斗はまっすぐ私を見つめてきて、
違うよ、ってすぐには言えなかった。
それに気付いた海斗は怒るわけでもなく、柔らかく笑った。
松倉「…分かってたから大丈夫。」
『海斗…』
松倉「Aのこと好きな気持ちは元太に負けないよ」
こんなにも愛されてるのに、
私は何してんだろう、
手を解き海斗に抱きついた。
ごめんね、ずっと、ごめんね。
海斗を不安な気持ちにさせてごめん
泣いてた私をずっと励まして好きって言葉をくれてたのは海斗なのに、
『海斗、私弱くてごめん』
松倉「もしもの時は、きちんと…」
『え？』
松倉「ううん、何でもない。好きだよ」
ぎゅっと優しく引き寄せられ
海斗の体温に心まで温かくなった。
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ぴぴ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございますー！そう言って頂けて、嬉しい限りです。 (2020年12月20日 11時) (
レス) id: e083ecf7aa (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです。 (2020年12月16日 0時) (レス) id: 5ef67c839b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年12月5日 19時
