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松田「Aー、宿題見せてくんね？」
告白された日から、
というか、最近異様に元太の距離が近い。
部屋の窓がノックされたら部屋着姿の元太がいて、いいよって言ってないのに私の部屋へ上がってくる。
戸惑いながらもノートを渡せばそれを書き写して終わったと思えば、自分の部屋へは帰らず私の部屋でくつろぐ。
…なんなの、何考えてんの、
松田「Aはさ俺の事好きでしょ？」
見透かすようなその目が怖い。
好きじゃないよ、
好きだったんだよ、
松田「ホントに？ほんとに今は俺の事好きじゃない？」
なんでそんなに自信があるの？
松田「俺、好きだよ。Aのこと」
『っ、やめて…。葉月ちゃんの事好きだったくせに、今更そんなこと言わないで』
私なりの小さな反抗。
あれだけ言ってたじゃん、
散々惚気けて来て、今更私のことが好き？そんなの信じれるわけない。
松田「その言い方だと俺の事好きって言ってるようなもんだよ」
『っは、？違うから、私は…、』
松田「Aウソつく時絶対俺の顔見ないんだよね、気付いてた？俺の事好きじゃないってウソでしょ？」
俯く私に無理やり元太は目を合わせてくる
目が合えばその視線から逸らすことは出来なかった。
目付きが変われば顔が近付いてきて、キスされる、咄嗟にそう思って心臓がぎゅっと切なくなる。
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タイミング良く着信が鳴り響き携帯に表示された海斗の名前。
慌てて電話に出れば、安心するその声にさっきの胸のざわつきが治まっていく。
松倉「A、ごめん夜遅くに。声聞きたくなってさ、」
照れくさそうに笑う海斗
『…かいと、あのね。』
続けようとした電話は元太によって阻止される
彼の手にはツーツーと無機質な音が鳴る私のスマホ
松田「絶対渡さないから」
真っ直ぐすぎる視線に、
胸が高鳴ったのは、きっと、いや絶対
気の所為だと、そう思う。
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ぴぴ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございますー！そう言って頂けて、嬉しい限りです。 (2020年12月20日 11時) (
レス) id: e083ecf7aa (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです。 (2020年12月16日 0時) (レス) id: 5ef67c839b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年12月5日 19時
