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迎えに来てくれる海斗に断りのメッセージを入れて、元太と家の近くの公園へ寄った。
温かいココアを買ってくれてベンチに腰掛ける。
寒いね、ココア美味しいね
なんて無言の空気にならないよう必死だった。
松田「葉月から聞いた？」
『なにを？』
松田「葉月と中村くん認めてもらったんだって」
昨日と今日で話が急展開すぎて思考が追いつかない。
え、待って、そんな話聞いてない。
嬉しい報告だけどなんで昨日教えてくれなかったんだろう、
松田「今日言われた、だから友達に戻ろうって」
葉月ちゃん達って自由人だと思う。
昨日まで別れてないって言ったのに不思議だ。
でも、ふたりが上手くいったのなら良かった、中村くんきっと嬉しいだろうな…
松田「それでさ、Aは海斗のこと好き？」
『好きだよ。凄く。大好き』
元太の口から言われる言葉が少し怖かった
何となく予想ついてるというか、
本当のことなんて分からないけど言われたらどう反応したらいいか分からない。
それに、揺らいでしまいそうな自分がいて凄くやだった。聞きたくなかった。
自惚れで終わりたいのに神様は意地悪だと思う。
松田「Aのことが好き。渡したくないって独り占めしたいって思ってる」
『…冗談言わないでよ(笑)』
松田「こんな事冗談で言えない」
冷たい手を包む大きな手を振り解けない
…あぁ、何で私ってこんなに卑怯なんだろう
『…私は海斗が好き。だから元太の気持ちには応えられない』
半分は自分に言い聞かせてるようなもの
海斗、今日も会えるかな。会って欲しいよ。
松田「Aが本気で海斗のこと好きなら諦めるよ、だけど、そうじゃなさそうだから」
松田「俺にもまだチャンスはあるでしょ？」
余裕そうな笑みを浮かべる元太
あれだけ葉月ちゃんの事が好きだって私を苦しめてたくせに
今更私のことが好きって、何度も私を苦しめないでよ。
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ぴぴ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございますー！そう言って頂けて、嬉しい限りです。 (2020年12月20日 11時) (
レス) id: e083ecf7aa (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです。 (2020年12月16日 0時) (レス) id: 5ef67c839b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年12月5日 19時
