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いつもと変わらない海斗の笑った顔
昨日友達に戻ったなんて、信じられない。
付き合ってたときと変わらず普通に話すし普通に接してくれる。
自惚れとか、そんな風に思うかもしれないけど海斗の目も変わってなかった。
私と話す時愛おしそうな、そんな目で見つめてくれ少し胸が苦しくなった。
『ねえ古文の課題した？』
松倉「してねえー、でもミカちゃんだから許してくれるだろ」
松田「俺したけど見る？」
『元太がしたとか珍し！あした雪降るんじゃない？』
松倉「吹雪だな」
松田「お前らまじ潰すよ」
海斗のことが好きだったことには変わりない。
好きで大好きで手を繋いでて欲しくて一緒にいて欲しい、そんな気持ちにはうそ偽りない。
海斗と過ごした日々は私にとってかけがえのない宝物だし、この先だってずっと大切な思い出。
関係性が変わろうとこうして一緒に居れるから、
それが嬉しかった。
海斗も同じ気持ちでいてくれたらすごく嬉しい。
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松田「…海斗と別れたって本当？」
久しぶりの元太との帰り道
唐突にそう聞かれた。
『うん、ふられちゃった』
松田「…後悔してないの？」
『してないよ、元太こそ葉月ちゃんと別れて後悔してないの？』
松田「葉月は元々彼氏いたし」
『そうだね、ごめん』
松田「こんな時に言うのもなんだけどさ、俺好きだよ。俺のところに来て欲しい」
海斗はきっと私の中に隠れてた元太への気持ちに気付いたんだと思う。
無くなったと思ってたのに、全くだった。
『……海斗といても、元太にドキドキしてた。おかしいって分かってた。酷い人だよ、私。それでもいいの？』
松田「Aがいい」
表情に、言葉に、仕草に、
元太の全てに蕩けていきそうだった
近付く距離に何も抵抗出来ない。
触れる、そう思った時にはもう触れてた。
前とは違って優しかった。
そっと離れていく元太の顔は海斗と同じで泣きたくなるくらい暖かいものだった。
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ぴぴ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございますー！そう言って頂けて、嬉しい限りです。 (2020年12月20日 11時) (
レス) id: e083ecf7aa (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです。 (2020年12月16日 0時) (レス) id: 5ef67c839b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年12月5日 19時
