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気付いた頃にはお母さんはおらず、ふたりで私の部屋へ上がる。
スマホを開くと海斗からの不在着信とお母さんからメッセージが来てるのに気が付いた。
「私、今日元太くん家に泊まるからごゆっくり」
だなんて、ちょっと我が母親ながらやめて欲しい。恥ずかしいんだけど、
松倉「お母さん大丈夫だった？突然ごめん」
『あ、ううん！大丈夫』
松倉「……ねえ、Aは何を抱えてるの？俺に話せないこと？」
海斗にはもう嘘つけないと思って、
葉月ちゃんのこと、中村くんのこと、私が知ってる限り全てを打ち明けた。
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話が終われば海斗はダンマリしてて、怒ったのかなって不安になる。
松倉「Aは…、」
『なに？』
松倉「……いや、ううん」
なにか言いたげだった海斗はそれ以上何も言うことは無くて、静寂が私たちを包む。
松倉「A」
『んっ…、』
いつの間にか隣に海斗が来て、口付けが始まる。
今までとは違って少し荒々しい。
首に腕を回すと同じように私の首に海斗の手が回り、ゆっくりと優しく床に押し倒される。
頬を撫でる指の仕草がこそばゆい。
松倉「……いい？」
『……電気、消して』
松倉「ん、」
･
素肌のまま抱き合う
海斗はいつも以上に好きだと言葉を紡ぐ
松倉「A好きだよ、俺はずっと好き」
『急にどうしたの？』
松倉「…ううん、」
『大好きだよ、海斗』
松倉「……ごめん、もう1回いい？」
明日、確か朝からバイトだったよね
遅刻しないようにしなきゃ、
そんな事を考えながらまた熱に溺れていく。
松倉「俺のことだけ考えて」
海斗のことしか考えれないよ
…でも、どうしてあの時葉月ちゃんから言われた言葉がずっと離れないんだろう。
`元太はAちゃんのこと好きだよ´
頭に住みついて離れない
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ぴぴ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございますー！そう言って頂けて、嬉しい限りです。 (2020年12月20日 11時) (
レス) id: e083ecf7aa (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです。 (2020年12月16日 0時) (レス) id: 5ef67c839b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年12月5日 19時
