みんなの愛され者 #5 【TJ】

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約束事


お互い隠し事をしないように、と









松田「まじ西畑くんだけは家に呼ぶのやめて」


『なんでよ』


松田「あの人ハイスペックだから」


『言っとくけど、私元太しか興味ないからね』


松田「うわ、抱 きたい」


『きもい』









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元太の映画撮影が進んでいき、

彼の台本を読んでみればまーラブラブシーンばかり







分かってたことだけど、やっぱりちょっと、ね。









それでも、元太は楽しそうに撮影してるし元太が褒められてると私も嬉しいから、程々にしなきゃだね。









七五三掛「よく喧嘩するよねほんとに」


『前からだもん』


七五三掛「程々にね」


『はーい』









知らなかった、大吾に対してそんな風に思ってたなんて。



私と大吾の仲だからなんとも思ってないって、安心してたのがダメだったんだろうな。

これからは今回みたいにならないように気をつけよ









不安にさせたくないし、

やましい事はない事を伝えたいし、









松田「じゃあ、今日お家行っていい？」


『やだ』


松田「なーんで！」


『何されるか分かんないもん』


松田「何もしないって！ね！お願い！Aといたいの！」


『元太の何もしないは何かするから絶対いや！』


松田「じゃあ今キスしていい？」









いつの間にかみんな戻ってきてて、今の会話を聞き笑ってるけど、笑えないよこれ。

あの人ほんとに怖いんだから、







ふと、ちゃかちゃんと目が合う。



よかったねって優しく微笑んだ。








とりあえずは、ふたりの間のわだかまりは解けた気がする。









『まじきしょい』


松田「俺泣くよそろそろ」









この先、笑って過ごせますように。









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