青春と一生（虎）

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水分補給をしつつ、


練習時間の8割くらいはお遊びだけど。









松倉「A前髪やばいことになってる(笑)」



『やーだーもう見ないで』



中村「それ何キャラ？(笑)」



『黙って(笑)あ、そうだ。私さもしかするとちゃか達の騎馬戦見れないかも』



宮近「あー保健委員で？」



『うん、うみは私のダンスの時で入れ違いになるから私の可愛いダンス見れないね残念』



中村「1番興味なかった」



『おいこら』









着替えたけど汗かいた肌に制服は気持ち悪い。




自販機でジュースを買い歩くのが面倒臭いから、まつくの自転車の後ろに乗せてもらう。

特に話す内容なんて無いけれど、まだみんな話してたいからボチボチゆっくりと歩きながら駅へ向かう。




まつく自転車押してるのに私が乗ってるからちょっとキツそう。がんばれ。これもいい筋トレだよ。









松倉「そろそろ降りないの？」


『降りたくない』


松倉「おも、『私りんご3個分だけど？』


宮近「もう怖いわ」









中村「本番、頑張ろうね」


松倉「そうだな、頑張ろ」


宮近「勝とう！」



『よいしょー！』









持ってたペットボトルで乾杯



あぁ、なんかいいな。









中村「なんか、いいねこういうの」









うみだけじゃなくて、まつくもちゃかも同じ様に思ってたみたいで。


いいよね、同じ気持ちでいれるのって。








駅へ向かう道のりの途中にある小さな公園に立ち寄ることにして、本番まで時間があるのに明日が本番かのような雰囲気がでてて。


私とまつくがブランコに座りうみとちゃかは柵の部分に腰掛け、夕焼けに染る公園で一緒に過ごした。







話す内容はホントにつまらないと思う。


目玉焼きは醤油派かソース派か、みたいな。







それでも、私達にとっては凄く面白くて楽しいの。









お腹抱えて涙が出るほど笑って。









宮近「お前ら最高だわ(笑)」









素敵な友達が出来て幸せ。









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