青春と一生（虎）

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松倉「いや、その〜…ね！」


『ね！じゃないのよ』


松倉「良いことしか言ってねえよ？」




『可愛くて真面目で優しくて頭が良くて一緒にいて楽、みたいな？』



松倉「頭がいい以外あってる」



『お、可愛いって思ってくれてるの？ありがと〜』









…いや、待って、酷くないか？



可愛いとかは嬉しいけど頭が良くないは事実だけどさ悲しいよ、

食べ終わったあとはきちんとお代を払い自転車の後ろに乗せてもらう。そろそろ海日和が近付いてきてるから、早く海に遊び行きたい。









『ねー来週さ、ちゃかの試合があるじゃん？』


松倉「あるね」


『その前にうみも誘ってさ、みんなで遊び行こうよ』


松倉「おーいいね、行こう」








ちゃかも試合前で緊張してるだろうし、遊んだら私も楽しい思い出が出来るしちゃかは緊張解れて一石二鳥。



そんな感じしない？








『やっぱり私って天才じゃない？』


松倉「自分が遊びたいだけだろ(笑)」


『バレた？(笑)』


松倉「バレバレ(笑)」









まつくに駅まで送ってもらい、改札口で別れた。







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試合前日

結局予定が合わず海に遊び行くのは試合が終わってからになった。

でもちゃかは楽しみ増えたから頑張れそうって言ってくれて私もなんだか嬉しい。









頑張ってね、じゃなく、応援してる


そうラインでメッセージを送ると既読がついて「惚れんなよ」とだけ返ってきた。









『誰が惚れるかって』









元太くんにもメッセージを送れば可愛らしいスタンプばかり送られてきて、なんだかほっこりする。








明日、何も起こりませんように。





無事に終わりますように。









そんな願いを込めて眠りについた。








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