似てないふたり【JW】

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ドラマの撮影が少し落ち着いてきた頃

飲みに行こう、って出演者の人達に誘われてマネージャーさんに承諾を貰いお店を決める。メンバー以外と飲むのなんて久しぶりやから、ちょっと緊張


私よりも歳上の人が多いからお店は焼酎と地鶏が有名なお店に。メニュー見せて貰ったけど、オトナ〜って感じ。





「飲み過ぎたらあかんで。何されるか分からんし、自分の身は自分で守らんと」

『淳太くん過保護すぎ。何もされへんよ』

「女の子やし、ソーイウの業界では多いって言うやん。てか、写真も気ぃ付けや」

『分かった』





淳太くんは腑に落ちないといった表情を浮かべる。

過保護すぎ、心配性すぎ。パパやん。


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淳太くんにしか話してへんのに、飲み会の当日になると大毅くん以外のメンバーからメッセージが送られてくる。「早めに帰るんよ」「飲み過ぎたらあかん」「迎えに来ようか？」

……いやいや、親なの？

全部断りを入れて、飲み会に参加する。


地鶏は美味しいし、お酒もひと口飲めば甘くて飲みやすい。すぐにグラスを空けてしまうと、次々にお酒を頼まれていく。大人の世界やから、無理ですなんて言えへん。




意識は、ある。

ただ頭が重たいだけ。


明日も仕事があると伝えて1次会で帰った。

マネージャーさん呼ぼうかとしたけど、流石に申し訳なくてタクシーを捕まえる。

…はあ、頭しんどい。明日の仕事午後からで助かった、




結局、淳太くん達が心配する様な事は何も無かった。みんな良い人だし、撮影の時あまり喋る事が出来なかった人達と話す事が出来て大満足

料理も美味しかったから、今度はメンバーみんなと行きたい。あっくんとか望とか、それこそ淳太くんとかきっと喜ぶ。



家に着いた途端、急な睡魔に襲われる。

…シャワー明日でええかな、

面倒臭い、なんか自動でメイク落としてくれるロボットとか作って欲しい。こんな事ともくんの前で言ったら怒られそうやから言わんけど。





とにかく、今は寝たい。疲れた。





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