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『おいしい！』
食事の後のデザートは格別
喧嘩しないようにと全員チョコ味を買ってきた。
甘党のかみちゃんは大喜びで、苦手な大ちゃんと流星も食べてくれた。ケーキもさぞかし嬉しいと思う。
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「…なあ、A」
夜中、中々寝付けなくてリビングに降りてのんびりテレビも付けず過ごしてたら望が降りてきた。
あれ、望明日早番やなかったけ？
そんな私の疑問はスルーされて、隣に腰掛けた。
「アイツの連絡先とか消したやんな？」
『消したけど』
「みんなと話してんけど、暫く仕事休み？また同じ思いさせた無いねん」
『…え？でも、』
「かみちゃんが頑固なん分かるやろ？」
『そうやけどさ、裏方とか、』
「お願い、俺らの頼み聞いて欲しい。Aに何かあったら嫌やねん」
望が悲しそうな表情をするのは初めて見た。
かみちゃんは1度決めた事は変えない人やから、私が何言っても聞く耳を持ってくれなさそう。
またみんなに迷惑をかけてしまって、
ここに来なければ良かったって少し思ってしまった。
ここに来て、みんなに出会えて幸せだと感じたのに
後悔をしてしまう自分もイヤ。
「Aおいで」
身体を動かして望に言われるがまま近付けば、腕の中に閉じ込められた。なんか最近、望に抱き締められる事が多い気がする。
素直に身を委ねてしまって、大きな手が髪の毛を撫でてくる。
「……ほんまに好き」
『うん』
「自分で狡いって分かってんねん、でも、狡くありたい」
『…望はさ、』
前にも思った、可愛いあの女の子は良いのかな。
優しくて面白くて、カッコイイ望はきっとモテる人
お店に来店するお客さんも望が居たら真っ先に視線がそっちに向かう程
私よりも良い人は沢山いるから、
私なんかを好きだと思うのは何かの間違いだと思う。
『…何でもない、』
「好きって事分かって欲しい」
好きだって言われて嬉しいのに、
モヤモヤするのは何でやろ、
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☆(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました！読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (
レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます！ (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2022年11月10日 21時
