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「俺殺す気なん?」

『濱田さんって人が来て、流星に用があるって』





流星の寝癖を直してあげてリビングに降りてく姿を見送り、私はそのまま自分の部屋に戻った。


2、30分くらい経った頃濱田さんが帰ると流星に言われて、前髪をある程度整えてせめて可愛く見せる。…うん、よし、大丈夫。

下に降りて改まって濱田さんを見るけど、やっぱりカッコイイ。好きな俳優さんに似てるからとか、少しあるかもしれないけど、その前にドタイプすぎる。こんな私のタイプにドンピシャな人初めてかも。濱田さんを見て、私のタイプはこういう人なんだって分かった。





「今日は突然来てすみませんでした」

『いえ、全然、』

「でも来て良かったですわ、こない綺麗な子と会えて」

『凄く嬉しいです、ありがとうございます、是非また来て下さいね!』





濱田さんは素敵な笑顔を残し、帰って行く。

また会えたらいいな、なんて思ってれば横から大きな溜息をつかれる。





「はまちゃんがそんなにタイプなん?」

『タイプかもしれない、カッコイイ』

「…ふーん」





唇を尖らせて、顔を背けた。

なんかいじけてる?





『でも、タイプと好きになる人とは違うと思う』

「…ほんなら、」

『濱田さんは何の用があって来たん?』





なんか言われそうなのを回避する為に、濱田さんの名前を出す。流星の話によれば、前に問題を起こしたお客さんが出禁になったから職場に戻ってきて欲しいとの事

流星を待ってくれてるお客さんも居るし、お店的にも戻って来て欲しいんやって。流星が居ない今でも指名が入ったりするらしくて、濱田さんは流星と同じくらい人気な人らしい。うん、分かるかも。






「Aはどう思う?俺が仕事に戻るん」

『流星の好きなようにしたらいいやん』

「ううん、決めて。俺どっちでもええし」

『え〜、』





何でまたそれを私が決めないといけないの、

流星は真っ直ぐに私を見てるだけ。


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(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました!読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます! (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぴ | 作成日時:2022年11月10日 21時

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