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朝、目が覚めていつものように顔を洗う。

それから歯磨きをして髪の毛を整えてリビングに。



準備されてたご飯を食べて片付けをして、制服に腕を通す。エプロンを付けて、名札を付けて看板を店の前に出す。通学途中の小学生に可愛く挨拶をされ、それに返せば手を振ってきた。…可愛い。よし、今日も頑張れそう。







「A、俺ちょっと出掛けてくる」

『かみちゃん行ってらっしゃい』



何か、普通すぎん?

有難いけど何だか前と変わらなさすぎて、伝えてくれた言葉もくれた体温も全部が幻なんかと思い始めた。


常連のおばあちゃん(ユキさん)はレジ前の椅子に腰掛けて、旦那さんとのラブラブな毎日を話してくれる。未だにふたりで出掛けると、手を繋いで歩いてるんやって。私の憧れの人生で、ユキさんが羨ましい。





「柳ちゃんはここの誰がタイプなん?」

『ええ!?急に?』

「ずっと気になってて、ほらみんなイケメンやし」





キラキラとした眼差しを向けられる。


…タイプ、

タイプとかそんなの考えた事ない。





「みんなイケメンやから迷うよね〜分かる〜!」

『ギャルやん』





自分の手で顔を隠しながら、そんな事を言う。

やっぱり可愛い。


タイプはどうなんやろう。あんまり考えたことは無い。

ここのみんな、それぞれ違う。


嬉しかったよりかは戸惑いの方が大きくて、どんな顔をしてたらいいのかサッパリ

普通にしてたら、みんなも普通やからこれで対応は合ってたんやと思う。





「みんなきっと、幸せにしてくれるはずよ。やから、迷わず焦らず、シンデレラやって王子様が迎えに来てくれたんやから」





ユキさんは少し、乙女チックというかロマンティック

それだけ言い残してチューリップを1本買って自分の家へと帰って行った。





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(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました!読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます! (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぴ | 作成日時:2022年11月10日 21時

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