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今日は初めてのオフ


望と大ちゃんは仕事に向かい、かみちゃんは朝早くからお店の方に立って準備してた。

改めてやけど、みんな自分の仕事をしながらかみちゃんのお店手伝ってるって凄いよね。前にボランティアみたいなもんやでって望が言ってたのを思い出す。






お弁当を3人分作れば、みんな喜んでくれて大満足。昨日の夜からおかず考えた甲斐がある。





「A〜、買い物行くんなら車出すで」

『え!まじ?神やん!ありがと〜!』

「なんか運転したい気分やってん」





夜まで暇だと言う流星が車を出してくれるらしいから、必要な物を書き出してスーパーへと出掛ける。

車があるから色々と買ってったら袋4つ分くらいの荷物になっちゃって、でも、流星は何も言わずに荷物全てを持ってくれた。





『ごめんね、ありがとう!』

「今日Aのご飯食べれるの楽しみやねん」

『ほんま?』

「おん、お弁当羨ましかった」





流石に可愛すぎない?

一応、同い年で背が高いのに上目遣いな感じでそんな事を言われるとキュンとしちゃう。

このこの〜!と指先で突いてみたら怪訝そうな目で見られて撃沈。流星の扱い、意外と難しいかもしれへん。








流星の出勤前に合わせて、ハンバーグを作ったら目を輝かせて喜んでくれる。……なんか、子犬みたい。目キラキラしてる。

大袈裟って言ってもいいほど褒め倒してくれて自己肯定感爆上がり。





『気を付けてね、行ってらっしゃい!』

「ん、行ってくる!ありがと!」





だいぶ心を開いてくれたのか、玄関のドアが閉まるまで手を振って来た。クールなイメージがあった分、今日の流星は可愛いくてギャップ萌えしそう。

流星と入れ替わるように、かみちゃんが帰ってきてそれから数分して望と大ちゃんも帰ってきた。


やっぱり、家に誰かが居るって心まで温まる。






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作者名:ぴぴ | 作成日時:2022年7月21日 21時

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