子供と彼 / 内村颯太 (ページ3)

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プレイハウスの中に入って

ちょっとしたカウンターが付いている

窓の下を掃除していた時、

パッと目線を上げると

1人の小さい女の子がお母さんと公園にやってきた。

3、4歳くらいかな？

かわいいな〜

妹が2人いる私は小さい子が大好きで

颯太くんが後ろで黙々と作業をしている中、

私は思わず頬が緩んでその子を見つめてしまう。

するとその子がプレイハウスに近づいてくる。

👧🏻［おねーちゃん！おみせやさんしよ！］

むりむりかわいい

『ん？いいよ〜☺️』

私がそう答えると女の子は自分のポケットから

おもちゃの宝石やアクセサリーを取り出してる。

【ほら！お姉ちゃん今お仕事中だから！】

お母さんが少し焦ったような感じで女の子に言う。

『いやいや！全然大丈夫ですよ！！
　もうほとんど終わってるので！笑』

【すみません、、、笑】

一応授業中だし遊んじゃいけないんだろうけど、、、

そろそろ疲れてきたしもうすぐ終わりそうだし

それ以前にこんなのいいよとしか言えないでしょ、、、

「Aちゃん？どうしたの？」

大きい颯太くんはしゃがんでる私を中腰のまま

見下ろすような体勢で聞いてくる。

『あ！ねぇねぇねぇ！颯太くん！
　お店屋さんだって！』

「え？」

『ほら！いらっしゃいませ〜！って！』

参加しろと言わんばかりに颯太くんを見つめると

颯太くんはニコニコ笑顔になり優しい口調で女の子に

「いらっしゃいませ〜😄」

って言って私の隣にしゃがむ。