転校生 / 黒田光輝、檜山光成、元木湧 (ページ3)

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後ろから肩を叩かれた光成は

パッと振り向いて彼女の顔を見て

笑顔でこう言う。

光成「ん？、、、あ！やっぱりそうだよね！」

光輝「え、お前ら知り合いなの？」

光成「あー、今日の朝学校来る途中におばあちゃんが
駐輪場の自転車倒しちゃったみたいで
この子が1人で助けてたから俺も一緒に助けたんだよ」

『同じクラスやったんですね！』

光成「おう！、、、あやべ、俺先生に呼ばれてるわ！」

光成「ごめん！またあとでね！」

光成は手を振りながらそう言い残し急いで教室を出ると

彼女はゆっくり俺に話しかけてくる。

『あ、あの、お名前聞いてもいいですか、、？』

光輝「黒田光輝！光輝って呼んで！

敬語じゃなくていいから！」

『あ、、、ほんまに、、、？ありがとう！よろしくね！』

なんか俺が想像してたより明るい子なのかな。

これは仲良くなるチャンスだな。

光輝「そういえばAちゃん大阪って言ってたよね？

なんで東京来たの？」

『ん〜、、、実は親がいきなり言い出したから

ちゃんとした理由はあんまわかってないねん笑』

聞き慣れない関西弁で照れた笑顔を見せてくれる

Aちゃんがすげぇかわいくて

俺の胸の奥がぎゅっとなる。

これがいわゆる一目惚れってやつか。