時透くんと図書委員長 (ページ7)

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～善逸side～

大人しく座ったものの、Aは俺の傷を見たまま動かない

善｢どーしたんだよ｣

A｢いや、ちょっと遠くから見てる分には漫画みたいなきれーな殴られ方と倒れ方してるなって思ってたけど、傷近くで見るとちょっと痛々しいから笑｣

善｢やっぱりお前じゃ無理だよな、先生が戻ってくるまで待つわ｣

A｢いいの！私できるもん！！｣

できるもん！って笑ちっちゃい子かよって笑笑ちょっと可愛いななんて思ったのは絶対言わないけど笑

A｢やるから動かないでね！｣

善｢はいよー｣

善｢っ…｣

A｢痛かった！？｣

善｢消毒がしみただけだか大丈夫｣

こーやって考えると成長したなぁ、前はよく公園で遊んでた時転んだお前の傷洗っておんぶして家まで帰ったのによ笑

なんて考えてたら

A｢できたっ｣

善｢あんがと、｣

案外ガーゼの貼り方も綺麗でほんとに成長したなって心の底から思う

A｢はい、じゃあばいばーい｣

善｢そんなに急かして帰らそうとするなよ！｣

A｢もういいでしょ、帰りなよ｣

A｢あ、そーいえば今日一緒に帰れないんだ！｣

善｢え、なんで？！彼氏？え、もしかして彼氏なのぉ！！？？、！｣

A｢違うって委員会、てかぜんちゃん委員会のこと忘れてるの？風紀委員も今日放課後集まるでしょ？｣

善｢あ、やっべすっかり忘れてたあああ！あぶねー冨岡先生に怒られるところだったあぁ｣

A｢感謝しな｣

善｢ありがとうございます、｣

A｢え、、それだけ？なんか奢ってくれないの？｣

善｢やーだね、俺今金欠だし！｣

A｢お前に年上としての威厳はないのかっ！！！かわいいかわいい後輩にアイスの１つや２つ奢ってくれたっていいじゃんか！！｣

善｢分かったってば、今日じゃあ図書委員遅くなるでしょ？待ってるから帰りにコンビニでアイス買ってやるよ、｣

A｢わーい！ぜんちゃんだーいすき！！｣

善｢おま、ちょろいってダメダメ！ぜったい！不審者にアイスで釣られたら絶対ついてくだろ！｣

A｢そんなに馬鹿じゃありませーん｣

善｢はいはい、あ、ハーゲンダッツ以外のアイスで選べよ！！｣

A｢わかったよ！けちー！｣

分かったんだかまだ気持ちはついていけてないのか、わかったよケチってなんか腑に落ちないなぁ～