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その時は たまたま近くを警備していた
警察官が発見してくれて 何とか助けて貰えた。
暗闇の中私を1人置いていく訳にもいかず、犯人にはそのままどこかに逃げてしまったらしい。
この事がきっかけで 義父と私の関係が良くなることはもちろんなかった。
目が合ったのにどうして助けてくれなかったの
2人の前で義父に言った言葉
きっとそれが原因で母と義父はよく喧嘩をするようになった。
母の前で言ったのは自分でも卑怯だったと思う
でもそれが本心だった。
家族仲はどんどん悪くなっていくばかり
それに受験どころじゃなくて
部屋からも出られず、勉強も全くしなかったから
高校受験も上手くはいかなかった。
と言うか受けなかった。
卒業手続きは母が何とかしてくれたみたいだけど
そんなのどーでも良くて
それからも私は部屋から全く出ずに日々を送った。
そして数日後、母が亡くなった
こんな娘の姿に耐えられなくなったのか
考えることをやめたくなったのか分からないけど
赤信号だったのに 突然歩き出したらしい
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作者名：楼 | 作成日時：2020年5月12日 19時
