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初めてのメイクに
普段寝癖しか直されない髪がいい感じに巻かれている
肩につくくらいのショートヘアーが
ものすごくゆるふわで
プロってすごい
良くない意味で 自分に見えないと思った
今までの自分じゃなく
別人で、生き方さえも変えなきゃいけない感じがして
ものすごく荷が重くなった
ｺﾝｺﾝｯ
女「 雨宮さん 順番は次なんですけど、
初めてなんで少し早めに行って見学しましょう 」
「 わかりました 」
楽屋のドアを超える時
自分の中で 切り替えのスイッチを押した
この世界はきっと
なめられたら終わりだから
.
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作者名：楼 | 作成日時：2020年5月12日 19時
