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翌日、万次郎からメールを受信し開けば”今すぐ来て”との事⋯。
毎度のことながら唐突すぎる幼馴染にため息溢せば支度に取り掛かり万次郎の元へ向かうことに
「何やってんの?」
「お、来たか!」
万次郎に呼ばれて行けば作業着を着てる万次郎とドラケンが単車を弄っていた
声を掛ければ私に気付き作業着を渡してくる
「手伝って♡」
「え⋯そのために呼んだの?」
「だって疲れんだもんそれにA単車弄るの得意だろ?」
作業してる真一郎君の隣で見てたから流れは何となく分かる程度で詳しくは分からないし得意では無いのに⋯!
お願い!と顔の前に両手を合わせるもんだから仕方ないと作業着に着替えてどこまでやってて、どこ触ればいいのかドラケンに聞けば分かりやすく教えてくれた
「これ誰かにあげんの?」
「来るまでの秘密だな」
ドラケンに聞けば秘密と言われるから首をかしげ、まぁいいかと思い作業を続けた
「はぁ疲れた!!どぉ?ケンチン」
「もうちょいもうちょい、ちょっとAエンジンかけてみろよ」
「うん」
ドラケンに言われエンジンをかければ問題無くエンジンがかかった
「かかったよ!」
「「「よっしゃぁ!」」」
三人でハイタッチすれは万次郎はアイツ呼んでくる!と何処かへ走って行ってしまった
「アイツって?」
「まぁ待ってろって!」
ドラケンに聞けばまたはぐらかされてしまった
暫くすると千冬と千冬に目隠しされてるタケミっちが現れた
「そういうことね!」
この単車を誰にあげるのか理解して未だに目隠しされてるタケミっちを見る
「えぇ?なんスか!?」
「いいからいいから、千冬ーまだ離すなよ」
「了解っス」
「メッチャ怖いんスけど!」
目隠しされ恐る恐る歩くタケミっち
万次郎が千冬にまだ離さないように伝えれば千冬はニヤついてた
「こっちこっち」
「こっちー」
「ドラケン君にAちゃんも居る!?」
「ようし0で目ぇ開けろよ!」
3秒前カウントダウンする万次郎の声に合わせ0で目を開けるタケミっち
「じゃーん!!」
「え?単車?」
「うん、CB250T 通称”バブ” 俺のバブと双子なんだ」
「双子?」
「昔、兄貴がフィリピンで拾ってきたんだコイツのエンジンと俺のバブのエンジン廃墟の中で悲しそうに転がってたって⋯兄貴言ってた」
「へぇ⋯」
「それに兄貴が部品集めて蘇らせたのが俺のバブ!で!もう一個のエンジンほっとかれてたからコツコツ部品集めてやっと完成したのがコイツ!」
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作者名:たまりんこ | 作成日時:2022年8月13日 12時