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お母さんがご飯食べてく?って聞いたが、これからムーチョの所に行くらしくどうやらプレゼント渡すために来てくれたらしい
「私もちょっと出掛けなきゃ行けないから夜ご飯はいいや、ごめんね」
「えー、Aまで?」
「何処行くんだよ」
「秘密!」
春千夜に言ってしまえばムーチョ、そして万次郎に話が行ってしまうため言ってはダメ
特攻服に着替えれば似合ってると言われ待ち合わせ場所の途中まで乗せてってくれた
「ありがとね、気を付けて行くんだよー」
「あぁ、A⋯ありがとな手袋」
「ううん、春ちゃんもピアスありがとう!」
見えなくなるまで見送れば急いで待ち合わせ場所へ行く
既に千冬と稀咲、半間が居てタケミっちの姿は見えない
「ごめんお待たせ⋯タケミっちは?」
「お疲れ様っス、ヤボ用らしくて⋯って!特攻服!」
「どうどう〜?タカちゃんが作ってくれたー」
「めちゃくちゃ似合います!!」
白のチェスターコートの前を開き、千冬の前で回転して特攻服姿を見せれば褒めてくれるから気分が良い
そしてその様子を横から見てた稀咲は特に何も言わないが半間が近付いて来る
「え、何⋯」
「これって生足か?」
「ヒィッ⋯ストッキング履いてるわ触んなよ!!」
「てめッ!俺でさえ触った事ねぇのに!!」
私の足元にしゃがみ込み足を下から上へ撫でるもんだから鳥肌が立ちその手を払い除ければ笑って下がって行った
「ったく⋯タケミっち何してんの!」
「先にメシ食っちまいますか」
「そうだね」
半間も寒ぃーと言い寒そうにしていたし寒さに慣れないから千冬の提案は有難い
そして先にご飯を食べていたらタケミっちが来たみたい
でも何か⋯
「めちゃくちゃ不細工になってない?」
「オイオイ不細工に磨きがかかったじゃねぇか」
私と半間の発言にハハ⋯と笑う事しかしない目が腫れたタケミっちにこれはヒナちゃんと何かあったんだなと察した⋯。
「決行の場所は渋谷にある宇田川キリスト教会、都合の良いことに大寿は人のいない深夜に礼拝に行く
八戒が大寿を襲うならゼッテェここしかねぇ
俺らは礼拝堂の外で大寿を待ち構える
八戒は先に教会の中にいるはずタケミっちが説得しろ!」
そして八戒と大寿が鉢合わす前に外で私ら4人が大寿を叩くらしい
稀咲の言う作戦は何処か裏があるんじゃないかと考えたけど分からず仕舞いだ⋯。
仕方ないけどこの作戦に乗っかるしかなさそう
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作者名:たまりんこ | 作成日時:2022年8月13日 12時