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#106 ページ11

「八戒を守んぞ!!」

タケミっちの一声に私らは走り出す
勢いのままタケミっちが大寿に向かうも殴り飛ばされてしまうが八戒がタケミっちを支えた

「大丈夫か!?タケミっち!」

「おう!サンキュ!」

家族(柚葉)は絶ッ対ェ俺が守る!!」

「いくらバケモンでもそろそろ限界でしょッ!」

顔面に拳は届かないため椅子の背もたれに登り勢いのまま飛んで蹴りを入れる

後ろからで油断していたのか私の足は大寿の右頬に入ってよろけたがすぐに後ろを振り向き私の顔に拳を出してきた

「!?⋯⋯ッ!」

顔の前で腕をクロスさせ何とか防いだものの
殴られた腕はジンジンと痺れ痛い
パワーもあれば反応速度も速い⋯ほんとにバケモンだ

「いってぇ〜!!」

「Aちゃん!」

「大丈夫、殴られた腕がジンジンするだけ」

八戒の言葉に何とか返事し再び大寿へ向かう
パワーも反応速度もあるバケモンでも体力さえ無くなれば仮に拳が当たってもそこまで痛くない⋯はず
だけどやはり頬に当たった拳は鋭利の様に痛く
口を切ったのか口端から血が出てきたし殴られた衝撃で視界はフラフラするも何度も殴られては立ち向かう
タケミっちの背中を見たからこそ自分も諦めたくない
柚葉ちゃんだって大事な家族のために命を張ってきた
私も大事な仲間、東卍のために命を張る!
けーすけが守ってきた東卍を私が!





「お前は愚かだな⋯八戒、結局全てを失う事になった」

そして皆が満身創痍の中、意識を失ったタケミっちを支えた八戒に大寿は言葉をかけていた

私も蹴っては殴られての繰り返しで体が悲鳴を上げているため立ち上がれなくて床に手をつき息をしていた

「ウッセェバカヤロウ、地獄で顔洗って来いカス、目ぇ覚めんぞ?」

八戒が大寿に言葉を返すと何処からかバブの音が聞こえた気がした

「⋯バブ?」

「幻聴まで聞こえてきやがった」

「え?」

私の声に皆も聞こえたらしくやはり幻聴なんかではなかった

「万次郎が⋯」

「マイキーだと!?」

「無敵のマイキーなぜここに?」

大寿もココも万次郎がこちらに来る事が分かったのか扉を見つめていた

「黒龍に勝てる!!」

「⋯そうかな?そもそも俺らは東卍と黒龍の和平協定に背いてここにいるんだマイキーはどう思うかな」

タケミっちの歓喜にタカちゃんが返せば開かれた扉

「メリークリスマス こんな日に何やってんだよお前ら」

私がクリスマスプレゼントであげたマフラーをして現れたのは笑いながら言う万次郎だった

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 東リベ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:たまりんこ | 作成日時:2022年8月13日 12時

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