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「千冬！！」
鈍い音を立てて前に倒れる千冬の頭を片足で踏む小次楼
「⋯バトンタッチだ、くだらねぇ⋯テメェ如きにオレらの何が分かる？龍星にはオレしかいねぇんだよ⋯ムカつくぜ、くたばれ⋯！！」
もう一度振り翳そうとバットを上げるも龍星くんの手によって何とか千冬が殴られることはなくなった。
「⋯っ、こりゃあどういう意味だよ龍星！
古巣の奴らがやられてんの見て、いたたまれなくなったか？だとしたらこりゃあオレへの反逆だよ、なァ？
⋯⋯手ェ、震えてんぞ？」
「⋯龍星くんっ」
「クク⋯ビビってんだろ？やめとけよ、オレらは永久不滅のコンビじゃねぇか」
「⋯」
目を閉じて深く息を吸って吐いた龍星くんはゆっくりと目を向けて真っ直ぐと小次楼を見ていた
「オレは心のどっかで諦めちまってた、小次楼はもう変われねぇって⋯でもよ、後ろのバカに教えられたんだよ何があろうと真っ直ぐに友達を信じ抜く強さってやつさ⋯小次楼、とことん向き合ってテメェを変えてみせっからよ⋯親友！！」
「何をワケのわかんねぇ事言ってやがんだ！！テメェは！！」
「へっ、そうくると思ってたよ！」
「⋯っ」
受け止める事出来ずバットを投げ出し拳を作った小次楼に龍星くんも同じく拳を作った
二人の渾身の拳が先に当たるのはどちらかと見ていれば
先に頬に当たったのは小次楼で倒れ、目を閉じて意識を飛ばしたらしく動かなかった。
「変わろうぜ⋯オマエもオレも」
「う、うおおお！！！」
「おおお！龍星！！さっきの蹴りはチャラにしてやんよコノヤロウ！！」
「いややべぇって小次楼くんがやられちまった！！」
「あ、おい！逃げてんじゃねぇ！後で殺されるぞ！！」
「うるせぇ知るか！この人オレのことなんか覚えてねぇよ！！」
龍星くんの勝利を目にした東卍と四谷
それぞれ歓喜と悲鳴の声を上げて、四谷の人達は倒れた小次楼を置いてこの場から逃げ去ってしまった
「オメーら⋯この喧嘩、壱番隊の勝ちだっ！！」
起き上がっていた圭介の一声に壱番隊の皆は喜び笑い合っていた。
「ありがとう圭介」
結ばれた紐を切って解いてくれた圭介の額から流れてた血は止まったのかケロッとしていて安堵する
「紐千切ってコテンパンにすりゃ良かったろ」
「誰もがあんたみたいな怪力バカじゃないんだから⋯」
「おう」
「褒めてないんだけど⋯明日病院行きなよ何ともないだろうけど頭だし念の為ね」
「そうするわ」
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たまりんこ(プロフ) - あさん» あ様、コメントありがとうございます！自給自足として出したのですが、読んで頂き尚且つ震えて頂き嬉しいです(？)原作がどう進むのかまだ分からないため更新が止まってしまってますがもう暫くお待ちください(^^)あ様もお身体に気を付けてお過ごしください！ (8月15日 7時) (
レス) id: c23cdd5ff0 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 場地圭介からの手紙の夢小説をずっと探していまして、ようやく見つけて感動で震えております。夢主と絡む小次郎と龍星を見れて幸せです。最近は暑いので体調に気をつけてください。素敵な小説ありがとうございます。 (8月7日 2時) (レス) @page6 id: 0ecef43f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまりんこ | 作成日時：2023年6月6日 0時
