#73 ページ27
千冬と青マツ、龍星くんに黄トンボ
それぞれの交戦が始まり気を失う小次楼の横で圭介の到着を待ってる間、聞こえてくる会話に耳を傾ける
「仲間を傷つける奴には容赦しねぇ⋯！」
「東卍ってのは仲間を切り捨てのうのうと生きるクズの群れじゃないのか」
「はぁ？ワケわかんねぇ事言いやがって東卍と喧嘩したいっつーなら勝ってやるよ！！」
「哀れだな、自分がどんな組織に与しているのかも見えてないとは⋯離さないよ、この喧嘩はもう終わった」
龍星くんの言葉に素っ頓狂な事を放つ青マツに千冬は蹴りかかるも足首を持たれ壁へと振り投げられてしまい口からは血が流れていた
「ちふ⋯⋯っ！？」
千冬の元に駆けつけるため立ちあがろうとすれば、手首を捕まれ引っ張られる
その反動で地面へと尻餅ついてしまい、掴んだ本人を見れば意識が戻ったのか目線もしっかりと私の目を捉えている小次楼だった
「⋯⋯おとなしくしてろ」
掴まれた手は微かに力が入ってて少し痛いぐらい
それ程アイツらの元には行かせたくないって事は相当強いのだろうか
千冬と龍星くんでさえ手間取ってる様子に見える
「小次楼息してねぇけど大丈夫か？って事」
「小次楼⋯！」
「チッ、バカヤロウ⋯ッ！」
黄トンボの出任せでこっちを振り向く龍星くん、その背後にはお酒の瓶を振り翳す黄トンボの姿が見え
隣で出任せを信じた龍星くんに放つ小次楼の声が聞こえた
「喧嘩にルールはねぇって言ったよなぁ！？全くもって同意見だぜ！！」
「龍星くん！前！！」
私の言葉が届く頃には振り翳された瓶は龍星くんの頭へと殴打されてしまった
殴打した瓶は粉々と割れてアスファルトの上に落ちる音を鳴らし、それと同時に龍星くんも地面へと伏してしまっていた
「⋯ッ」
今すぐにでも行きたいのに掴まれた腕により阻まれる
「上っ面の威勢だけで仲間一人も守れないオマエらはオレたちの知る東卍そのものだ」
「さぁ〜て、行こうか小次楼くん」
二人が小次楼の元へ足を進めてくるのが分かり、掴まれてた手を無理矢理外し小次楼の前へ立ち塞がる
「行かせない！」
「やめろ⋯」
「お兄さんとこに連れて行ったら⋯あんたはきっと酷い目に合うんでしょ？それは流石に友達として見過ごすわけにはいかないから⋯っ」
構えていつでも対応出来るよう集中する
千冬と龍星くんでさえ手こずりやられた程の強さだ
きっと私なんかじゃ蟻に刺されたぐらいだろう。
「あー⋯女に手はあんま出したくねぇがしゃあねぇ」
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たまりんこ(プロフ) - あさん» あ様、コメントありがとうございます！自給自足として出したのですが、読んで頂き尚且つ震えて頂き嬉しいです(？)原作がどう進むのかまだ分からないため更新が止まってしまってますがもう暫くお待ちください(^^)あ様もお身体に気を付けてお過ごしください！ (8月15日 7時) (
レス) id: c23cdd5ff0 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 場地圭介からの手紙の夢小説をずっと探していまして、ようやく見つけて感動で震えております。夢主と絡む小次郎と龍星を見れて幸せです。最近は暑いので体調に気をつけてください。素敵な小説ありがとうございます。 (8月7日 2時) (レス) @page6 id: 0ecef43f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまりんこ | 作成日時：2023年6月6日 0時
