#62 ページ15
「全く⋯龍星のヤロー飄々としてるっつぅか心根の見えねぇやつッスね」
チュウの言葉に先程トンネルへと進み見えなくなった後ろ姿に
ついこの間の抗争を思い出す
小次楼のため、壱番隊、東卍のため⋯色々な重荷があったと思うけど彼は彼なりに考えていた
そして小次楼と変われるよう前に進んでる
普段はふざけ倒してるけどやる時はやる仲間思いの奴だと私は思う。
隣に居る圭介の顔を盗み見れば、その目は私と同じ答えな気がした。
「うわあぁぁぁぁぁあ！！！」
「オワー！！」
「！！ だ、だからチュウの声にビビるって⋯」
トンネル内に響いた龍星くんの雄叫びに共鳴するチュウ
中学生に見えないあんたの顔の方が怖いよと言いたいけどそこは黙っておこう。
「いや、普通のトンネルつってんじゃん」
「だとしても怖えッスよココ！寒気してきたァ！Aちゃんは怖くないんスか！？」
「いや、普通のトンネル言ってたし⋯」
笑って答える圭介に不満そうなチュウは私にも振ってきたけど、圭介の言う通り普通のトンネルって分かれば怖くない
「⋯おいチュウ、A」
「「ギャァァアアア！！」」
名前を呼ばれて圭介を見ればまさに幽霊の象徴である顔に髪が垂れ流されていて突然のことに驚いてしまった
「ハハハ、ビビった？」
「ああああ！！」
「もう⋯やめてよびっくり⋯⋯え゛」
「えっ おい」
笑っていた圭介だったが叫びながら後退していくチュウはそのままガードレールに突っかかり後ろへと落ちて行ってしまった⋯派手な音を立てて。
「え、ちょ、圭介ェ！！」
「えぇ⋯あんなビビると思わねぇだろ⋯」
仕方ねぇと言い残しチュウを助けに行った。
一人ぽつんと置いてかれた私は両方が帰ってくるのをただ待つしかない
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たまりんこ(プロフ) - あさん» あ様、コメントありがとうございます！自給自足として出したのですが、読んで頂き尚且つ震えて頂き嬉しいです(？)原作がどう進むのかまだ分からないため更新が止まってしまってますがもう暫くお待ちください(^^)あ様もお身体に気を付けてお過ごしください！ (8月15日 7時) (
レス) id: c23cdd5ff0 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 場地圭介からの手紙の夢小説をずっと探していまして、ようやく見つけて感動で震えております。夢主と絡む小次郎と龍星を見れて幸せです。最近は暑いので体調に気をつけてください。素敵な小説ありがとうございます。 (8月7日 2時) (レス) @page6 id: 0ecef43f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまりんこ | 作成日時：2023年6月6日 0時
