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「……え？」
低くて少し怖いけど、安心感のある、聞き覚えのある声。
「かっ、ちゃん……？」
ホントに、来てくれたの……？
「誰、キミ。」
「Aは俺のモンだ。」
「あぁ、もしかしてAちゃんの彼氏？」
「悪いけど、僕に敵うとは思えないな。」
「あぁ！？ それはこっちの台詞だっつーの！」
突然、激しい爆発音が響く。
それがしばらく続いたかと思うと、静けさに包まれた。
「……っ！」
頬に、誰かの手が触れた。
「安心しろ。俺だ。」
「かっちゃん……！」
目隠しが外され、視界が開ける。
目の前にはかっちゃんが立っていて、少し離れた所に人が一人倒れていた。
汗をかいているところからして、走ってきてくれたんだろう。
「…っ、ほっぺのトコ、切れてるよ！」
「あぁ、これぐらい大したこと……って、聞いてねぇな。」
かっちゃんの頬に、バッグから取り出した絆創膏を貼る。
「ごめんね、私のせいで……」
「別に気にすんな。」
「でも、どうして此処に？」
「お前に何回電話しても出なかったからよ。 いつもなら3秒で出るだろ。」
「そっか。」
「かっちゃん、ホントに、ありがとう……」
あれ？
何故か、視界がぼやける。
不意に、かっちゃんに抱き締められる。
抑えていたはずの涙が溢れ出す。
「怖かっただろ？ 遅くなって悪かった。」
「ううん……」
「もう、ニ度と怖い想いはさせねぇ。 お前のことは、俺が一生守ってやるから。」
私の涙が止まるまで、かっちゃんは私を抱きしめながら、背中を撫でてくれていた。
「大丈夫か？」
「うん、ありがと……」
「お前は一生俺のモンだ。A。」
「もちろん！」
唇が、軽く触れる。
私たちは笑いながら、手を繋いで夜道を帰った。
彼氏と、そうじゃない男子と。 with 切島鋭児郎→←誘拐されて。
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暁 - あっふぅ爆死してまう！ (2023年3月22日 13時) (
レス) @page18 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - かっちゃん・・・人前でキスするのすきだね！？・・・おかげで凄いキュンキュンした！ (2021年9月30日 21時) (レス) @page4 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
そふぃ。(プロフ) - き、りしまァァ…（ (2020年4月27日 10時) (レス) id: 53d164efc4 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - とりあえずキュン死しました (2019年11月14日 2時) (レス) id: 0ec04b84f5 (このIDを非表示/違反報告)
shio(プロフ) - これ読んだら、かっちゃん好きになった笑 (2018年11月25日 20時) (レス) id: c80d2f935b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさもっち。
| 作成日時：2018年3月5日 1時
