彼氏を看病してみて。 ページ11
「かっちゃんでも風邪引くんだねぇ〜。」
「うるせぇ……はぁ…」
まさかのかっちゃんが熱を出した。
ちょっと面白い……けど、本人に言ったら絶対殺されるから口には出さないようにしよう。
「でも、大丈夫？」
「大丈夫じゃねぇから寝てるんだろ……」
かっちゃんは本当に辛そう。
私が頑張んなきゃ、だよね。
それにしても……
熱のせいで汗ばんだ肌。 潤んだ目。
いつにも増して、色っぽい。
「おい、人のことずっと見てんじゃねぇよ…」
「あ、ご、ごめん！ お粥とってくるね！」
「かっちゃん、起きれる？」
かっちゃんは身体を起こそうとした。
「無理だ。 食べさせろ。」
「もうちょっとマシな言い方できないかなぁ。 病人なんだし。」
「うるせぇよ。 ほら、早く。」
「はいはい。」
私は、かっちゃんの口にお粥を運ぶ。
よく考えたら、この状況スゴい恥ずかしい……
「どうした？ 真っ赤な顔して。」
「や、なんか、恥ずかしいなって……」
「へぇ。」
かっちゃんは、何故か口元を緩めた。
「ごちそーさん。」
「かっちゃん、薬飲んで？」
「面倒くせぇ。」
「風邪、治らないよ？」
「じゃあ、飲んだら言うこと聞いてくれるか？」
「はいはい。」
そう言うとかっちゃんは、素直に薬を飲んだ。
「言うこと、聞くんだよな……？」
「A、俺の隣に寝ろ。」
「……はい？」
「聞くつったのお前だろ？」
「分かったよ……」
私は仕方なく、かっちゃんの横に寝転がる。
何も気にせずやったけど、これは一人用のベッド。
当然、肌と肌が密着するわけで。
「かっちゃん、もういい……？」
「ダメに決まってんだろ。」
「え、あ、んん……ふぁ…」
突然、唇が重なる。
それも、深い方で。
かっちゃんの熱い舌が絡まって、こっちまで身体が熱くなる。
「やっぱ我慢できねぇわ。」
―――「お前が風邪引いたら、責任持って看病してやるよ。」
彼氏と、そうじゃない男子と。 with 轟焦凍→←彼女を看病してみて。
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暁 - あっふぅ爆死してまう！ (2023年3月22日 13時) (
レス) @page18 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - かっちゃん・・・人前でキスするのすきだね！？・・・おかげで凄いキュンキュンした！ (2021年9月30日 21時) (レス) @page4 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
そふぃ。(プロフ) - き、りしまァァ…（ (2020年4月27日 10時) (レス) id: 53d164efc4 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - とりあえずキュン死しました (2019年11月14日 2時) (レス) id: 0ec04b84f5 (このIDを非表示/違反報告)
shio(プロフ) - これ読んだら、かっちゃん好きになった笑 (2018年11月25日 20時) (レス) id: c80d2f935b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさもっち。
| 作成日時：2018年3月5日 1時
