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…俺?と、僕。 ページ23

支度もほとんど終わった頃ムヌ先生から、ある物を手渡された。
それは、とても小さなオカリナだった。
ム)「これを必ず魂を回収する前に吹く事良いわね?」
『分かりました。ですが、これは一体…?』
ム)「これは、【ヌーラ】よ。これは、ヌーを呼び出すための物なの。」
スー…前に授業で、確か…
『スーって…走馬灯を対象者に見せる小人の事ですか…?』
ム)「ええ。そうよ。」
なるほど。走馬灯とは、対象者(死神が魂を回収する人間)が死ぬ前に今までの人生なんかを映画みたいな感じで、見る幻だ。
ヌーは、それを対象者に見せる力を持った小人の事。
『わかりました。』
そうして俺は、ギャタと一緒に人間の住む現世に
降り立った。
『えーと…』
対象者は…居た。
名前が確か…
ギャタは、まるで俺の心を読んだように、
ギャ)「時宮駿。10歳。y交差点で軽トラックにはねられて死ぬ予定だ」
時宮…?聞き覚えが何かあるな…なんでだ?
ハッ今は、そんな事考えてる場合じゃ…
『あ…サンキュー』
ギャ)「別に…ほ、ほら仕事に取り掛かろっ」
ハハン(  ̄▽ ̄)こいつ、照れ屋だな
耳真っ赤じゃねぇか。
まぁ、それはさて置き…仕事するか
俺は、ヌーラを取り出しムヌ先生に教えて貰った通りのメロディを吹こうと…
その時、対象者の顔を見た。
瞬間
時間が止まったように俺は、動けなくなった。
『は…?』
ギャ)「…?おい?」
その、時宮駿の顔はまるで。
『お、俺…?』
俺だった。
俺に瓜二つの時宮駿は、俺を見て呟いた
駿)「…?!僕が2人いる…!!」
その時の感情は、表しようがない。
驚き、嬉しさ…そして………懐かしさ。
…?懐かしさ…?なんで。
ギャ)「…い。おい!シンマ!!」
ハッ…ギャタの声で我に返った俺は、
この自分の感情に疑問を持ちつつ
魂を回収するためヌーラを…
??)「やめて!」
吹いた。その瞬間、聞き覚えのある優しい声色が耳に入った。
??)「待って…息子を駿を、連れていかないで!」
フッ…
その時、体の中で何かが起こった。
あれ?眠たく…
途端、俺の中で誰かが起きた。
…僕は、シンマが寝たのが分かったけどそれ所じゃ無かった。
声の主が誰だか分かったから。
『どうして…?』
ギャ)「おい!ぼーっとしないでさっさと仕事を済ませるぞ!聞いてるか!?おい!シンマ!」
??)「!!?しん…ま?心真なの?」
『…姉さん…』
ギャ)「!?(こいつ…いつものシンマじゃない…シンマの別の人格か…!!)くそっ!貸せ!」
次の瞬間、ギャタさんがヌーラを吹いた。
--------キリトリ線--------

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羅琉 - できればもう一つの作品も更新してくれると嬉しいです! (2020年6月27日 12時) (レス) id: b0d47f7052 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほりはる | 作成日時:2020年4月9日 17時

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