鈴木さん家の日常 7

土曜日の午前 ページ47

ーー宿泊先ホテル

達「何、今日泊まんのここ？」

林「あぁ。とりあえず先にホテルに集合して、全員揃ったら車で会場行くから」

達「わかってる。荷物預けてロビー待機だろ？」

林「そういうこと。どうやらお前が1番乗りみたいだな」

達「マジで？俺超やる気みたいじゃん」

林「違うのか？」

達「違わねぇなwまぁ前野はすぐ来るだろ、大体同じ便だろうし。祥太郎さんと翔太は？」

林「次の便だったはず････あ、今神戸着いたって連絡来てた。2分前に」

達「ははっ。俺達もそうだけど、マネージャー間も結構密になってるよな〜」

林「まぁ誰かさん一家絡みでいろいあるからな」

達「俺ん家かw」

林「だな」

達「あー････声聞きてぇ。けど、出ないだろうな」

林「えっ、連絡すんのも禁止なのか？」

達「あ？いや、禁止とは言われてねぇけど････何で？」

林「あーいや、お前のことだから時間あったら佳那ちゃんにLINEしまくるだろうなって思ってたから」

達「？」

林「だから、出なくても返事がなくても、見たら既読つくだろ。佳那ちゃんなら見るぐらいはするだろうから、ストーカーの如く送りまくるんじゃないかって思ってたんだけど、外れたw」

達「Σっ！！林お前頭いいな！そっか、その手があったか････既読つけばLINE見る余裕あるっつーことわかるし････それだ！(ホテルのロビーに入った瞬間傍にあったソファーに座り、スマホを取り出す)」

林「ちょっお前、荷物ぐらい預けてからにしろって」

達「大した荷物じゃないから。林、頼む」

林「････お前だけ3泊4日分の荷物なんだってわかってんのか？」

達「は？何言ってんだよ、2泊3日だぞ」

林「はぁ〜内緒って言われてたから言わなかったけど、お前は皆さんと違って3泊4日な。佳那ちゃんたっての希望で3泊4日出来るよう調整したんだよ。俺が」

達「！」

林「だって初めてだろ？のんちゃん生まれてからの家族旅行。怜だけの時もなかったはずだし、佳那ちゃんだってかなり楽しみにしてんだよ。荷造りの時に気づかなかったか？」

達「････家帰ったらもう荷造りしてあったんだよ。カバンデカいから聞いたら、お土産入れたらちょうどいいって言われて、どんだけ土産買うんだよって思ったぐらいで、疑いもしなかったっつーか」

林「中身確認しなかったのか？」

達「確認する必要ねぇだろ。俺にいるもんは佳那の方がよくわかってんだから････今さら何言ってんだよ」



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