12話 久しい声 ページ45
第3試合と第4試合が終わる
第3試合の勝利チームはチームW
第4試合の勝利チームはチームZとなった
【ウィーン】
名前「お疲れ様…チームY」
蒼は試合終了後のチームYのロッカールームに入るチームYはみんなは2連敗ということもあり空気は重い…
大川「名前…」
名前「作戦自体は良かった
チームZのチャンスを刈り取りに行くあの姿勢も良かった。あ、でも…負けたからって自分が生き残ろうと仲間割れとかはしないでね。余計に負けやすくなるだけだから」
大川は名前に気づくと名前の方を向く、名前は試合の感想を述べてベンチに座っている二子に近づく
名前「ねぇ、二子くん」
二子「!」
二子は名前に名 前を呼ばれて顔を上げる
目元は見えにくいが、泣いたのか目元は少し赤く腫れている
名前「二子くん
なんで最後のGKとの1対1の時に
大川くんにパスを出したの?」
二子「それは…」
二子は名前にそう聞かれて下を向く
名前「二子くん、僕は別に責めてる訳じゃないんだ…単純な疑問だ。君がどう答えようと構わないよ。大川くんの方が確実に点を取れると思ったから?それともGKを油断させようとした?」
二子「…」
そう聞くが…二子は俯くだけで
返事は返ってこない
名前「別に黙ってくれてても良いけどさ…
でも、二子くん。これだけは言っといてあげるよ」
【グイッ!】
二子「っ!?」
「「「!?」」」
ベンチに座り俯いて顔が見えない二子の髪を掴んで無理矢理顔を上げさせ自分の方を見るようにすると、名前は顔を近づけ顔が触れ合いそうな距離までに近づける
名前「ここは“ブルーロック“…世界一のストライカーを作るために存在してるんだ
“世界一のストライカー“はねゴール前でひよっちゃいけないんだよ?」
二子「名前…くん?」
名前「君は最後…大川くんにパスを出した
あの時…僕なら絶対に大川くんにパスなんて出さない、例え僕が大川くんよりシュート技術が低くても必ずGK撃ち抜いてシュートを打つよ」
名前の目は
だが、その目はより黒く感じる
名前「二子くん君は一体何?MF?DF?GK?」
二子「僕は…僕はストライカーです…!」
名前「そう胸を張って言いたいなら
ゴール前で仲間にパスなんて出すな
タヒ力尽くしてシュート打て」
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作者名:眠い羊ちゃん | 作成日時:2023年5月25日 22時