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絵心「そっかぁ…重症だな、お前ら帰れ
ファック・オフ…帰りたい奴は帰っていいよー。チームが大切?お前らは自分が世界一のストライカーになることよりも、こんなサッカー後進国のハイスクールで一番になることが大事か?お前らみたいなのが日本の未来背負ってると思うと絶望だわ」
絵心の容赦ない言葉に、冷や汗をかいている人もいた。それほどに絵心の言葉は強く、それでかつ心を抉られるような台詞ばかり
名前「(まぁ、本当のことだからね)」
名前は絵心と出会った頃の言葉を思い出す
絵心「いいか?日本のサッカーの組織力は世界一だ。他人を思いやる国民性の賜物と言える。でも、それ以外は間違いなく二流だ。お前らに訊くサッカーとは何だ?11人で力を合わせて戦うスポーツ?絆を大事に…?仲間の為に?違うんだよ、だからこの国のサッカーはいつまで経っても弱小なんだ。教えてやる、サッカーってのは…相手よりも多く点を取るスポーツだ。点を取った奴が一番偉いんだよ。仲良し絆ごっこしたいなら帰れ(ファック・オフ)」
絵心の言っていることはめちゃくちゃだ。それも、今までやってきたようなことを全て否定されるような言葉で、先ほどまでいた野次も、黙ってしまうほどだった。
そんな中、一人だけ声を上げた
吉良「不快です。撤回して下さい。本田選手や香川選手…他にもいっぱい居る…代表イレブンが11人で戦う姿を…、僕らは現在の日本代表のチームプレーを見て育ったんです!彼らは僕のスターです。あんた…間違ってるよ」
絵心「ん?んー、其奴らって…W杯優勝してなくない?世界一になる話してるんだけど、俺」
絵心の言葉に、今度こそ全員黙ってしまった。絵心の言葉が合っているのか、それとも、吉良が言った言葉が合っているのかそれは誰にも分からない
絵心「例えば、ノエル・ノアの話をしよう。メッシや、C・ロナウド抑えてバロンドールに輝いた、今世界一のストライカーはこんな事を言っている。[味方にアシストして1−0で勝つより、俺がアシストして3−4で負ける方が気持ちいい]と_
二十世紀最高のフットボーラー、エリック・カントナは言った。『チームなんてどうでもいい、自分が目立てばいい』と_
W杯優勝三回、史上最高のフットボーラー、ペレは言った[世界一のFW、世界一のMF、世界一のDF、世界一のGK。どれを訊かれても自分だと答える]と_」
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作者名:眠い羊ちゃん | 作成日時:2023年3月1日 0時