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名前はこの時…初めて笑った
が、名前はすぐに元の無表情に戻る
その笑顔を見た玲王は名前の頬に両手を添えると口角を親指で無理矢理上げる


名前「にゃに?(何?)」


玲王「もっかい笑え」


名前「むひゃいわらいれよ(無茶言わないでよ)」


玲王「笑わねぇとお菓子やらねーぞ」


名前「にゃにそのあふぁらしいおろし(何その新しい脅し)」


2人がそんなことをしていると


ばあや「名前様、お父様がお呼びです」


名前「え?あの人が?なんだろう?」


玲王「一緒に行くか」


名前「うん、そうだね」


2人は立ち上がると玲王はまた名前の手を握り
部屋を出る両親が居るところまで引っ張って連れて行ってくれる


御影父「来たか2人とも…おや、いつの間にか仲良くなっているみたいだね」


御影母「あら、可愛いじゃない!」


両親の元に辿り着くと2人が手を繋いでることに気づいて御影母はスマホで写真を撮る
すると、蒼の父親が…


賢「名前!凄いことになったぞ!
お父さんアメリカに行くことになったんだ!」


蒼「!?」


賢が名前の両脇に手を入れると持ち上げる


名前「え?なんでアメリカに…」


清華「お父さん昇進のために出張することになったの!もちろん私や名前も行くのよ!
楽しみね!」


名前「え?ど、どれくらい?」


賢「5年だ!」


名前「ご、5年も…」


御影父「賢くん、君のアメリカでの成果を楽しみにしているよ」


賢「はい!ありがとうございます!」


賢は名前を降ろすとまた御影両親と話し始める


名前「玲王くん…部屋戻ろ」


玲王「…おう」


今度は名前の方から手を握ると玲王はまた
引っ張って一緒に部屋に戻る
中に入るともう老婦人はいないが机の上に
先程のジュースとお菓子の乗ったトレーが置いてある


名前「大人は勝手だよ…」


玲王「なー、せっかく“宝物“見つけたのに…」


名前「“宝物“?」


玲王「俺さ、なんでも持ってるからさ
“俺だけの宝物“が欲しいんだよ」


名前「僕は宝物になれなかったの?」


玲王「いや、そういう訳じゃない
“宝物“つったら俺の大事なものだろ?手元にないといやだろ」


名前「それはそうかもだけど…
見つかるといいね、玲王くんだけの宝物」


玲王「絶対みつける!
名前!見つけた時はまた遊ぼうぜ!」


名前「うん…!いいよ」


2人はそう約束するとまたゲームを始めた
時間はあっという間に過ぎ2人は別れることになった…

ー10話 運命と復讐→←・



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作者名:眠い羊ちゃん | 作成日時:2023年3月1日 0時

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