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ノア「適当なところに座ってて良い
コーヒーと水どっちを飲む?」


名前が顔を上げて辺りを見渡すと着いた場所は食堂だった…ノアはいつの間にか2杯のカップを手に取ると名前の方を向いて聞く


名前「えっ?あ、じゃあコーヒーで…」


予想してなかった言葉に少し戸惑うが
名前は言われた通り近くの席に座ると
ノアは名前のリクエスト通りコーヒーを淹れる


ノア「砂糖とミルクはどれくらい入れる?」


名前「入れなくて大丈夫です…(あっ、やらかした)」


名前は緊張していたのか、本来多めに入れないと飲めないコーヒーをブラックで頼んでしまった


【コトッ】


ノア「熱いぞ、ゆっくり飲め」


名前「あ、ありがとうございます…」


淹れ終わったのかノアはテーブルにコップを置く。名前は置かれたカップを手に取ると
ノアは蒼の前にに座る。名前は火傷しないようにゆっくりコーヒーを啜る


【ズズッ】


名前「…(苦い)」


名前は言葉と顔に出しそうになるのを堪えて
ノアにバレないように平然とした顔で飲む
チラッとノアを見ると…ノアもコーヒーを啜る


ノア「ところで、なんでこんな時間にコートにいたんだ」


名前「ゲホッ!あっつ!?」


ノアに突然聞かれて咳き込んでしまい少し火傷してしまう


ノア「悪い…で?なんでいたんだ」


名前「えっと…」


ノアは名前をじっと見つめると名前は気まずそうに視線を逸らす


ノア「俺は怒ってる訳じゃない
何故居たのかを聞いてるだけだ」


名前「(その言い方は怒ってるやつなんですよノア…)
おとう、絵心さんが1週間後にドイツからイングランドに移るって言われて焦ったんです」


ノア「普段の呼び方でいい
それと、焦ったとは?」


名前「はい…半年前に目標を決めたんです。
“次の1on1でノアの超加速力に一瞬でも追いついてボールに触れる“…これを目標にしてたんです」


ノア「ほぅ…それで?
俺に追いつくために何をした?」


名前「!…まずは僕が走る時の無駄なフォームを全部無くして更に加速できる走りやすいフォームの取り方を見つけました。
そして、前は持久力と体力を上げて一瞬でも隣に並んで、それを維持できるようにしました」


ノア「それで、もし俺に一瞬でも追いついてボールに触れてからどうする?」


名前「少しでも標準をズラしてゴールを妨害します」


ノア「なら、その目標が達成されたあとはどうするつもりだ?」

・→←ー7話 コーヒー



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作者名:眠い羊ちゃん | 作成日時:2023年3月1日 0時

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