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cause ページ9

万「A、こっち向いて」




俺の隣を歩くAを呼んで、その瞬間
口元にキスした。




『…………っ、ん!!?』




万「えへへ、餡子ついてた」




顔を真っ赤にするA、可愛い。




万「また付けてもいいよ、その度にしてあげるから」




隣には湯気が出そうなくらい真っ赤なA




万「(本当にまた付いてたら、次は口にキスしてやる)」




俺は赤い頬を冷ますように両手で挟むAを横目に笑みをこぼした。




✱ ✱ ✱




キヨマサ君に散々ボコられて意識が飛びそう
立ってられるのもやっと。




将「バット持ってこい!上等だ
殺してやるよ」




キヨマサ君の尋常じゃない圧




俺はさっきよりも息が上がる




「……バットって」


「タイマンじゃねぇの?」




将「早くバット持ってこい!!!」




その瞬間、場の空気が一変する程の凄い圧の声




堅「おい、キヨマサ」




将「あ?」




堅「客が引いてんぞー」




誰だ




堅「ムキになってんじゃねーよ、主催がよー」




敦「金の辮髪、こめかみに龍の刺青(スミ)……」


「うそだろ!!?!?」




敦「東京卍會副総長!龍宮寺堅、通称ドラケン!!」




万「ねぇねぇ?ケンチンケンチン」




堅「あ!?そのアダ名で呼ぶんじゃねーよ、マイキー」




万「どら焼き無くなっちゃった」




敦「なんだアイツ?」


「場の空気、全然読めてねぇ」




するといきなりだった、キヨマサ君含め俺達以外が全員、今やってきた三人に頭を下げた。




「総長、お疲れ様です!!!!!」


「「お疲れ様です!!!!!」」




✱ ✱ ✱




二人の後をついて歩いていた時、足元にサッカーボールが転がってきた




私は必然的に足を止める




『んぅ?』




少年「あ、お姉ちゃーん、ボールとってぇ!」


少年「こっちに蹴って〜」




堅「お、なんだァ、A手加減してやれよ〜」




『んー!』




たい焼きを咥えながら、自分の出せる最大限の力を出してサッカーボールを蹴った




((コロコロコロ




『……………』




万「………ぶふっ、あはは!!!!!!」




堅「っ、ふ」




少年たちは目をパチクリさせて全く動かなかったサッカーボールをわざわざ取りに来た




少年「あ、えっと、ありがとう、ございます!」


「ありがとう、ございます!!!」




少年たちは何も言わず、戻ってった。

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とも - ドラケンが…イケメンすぎて……… (2021年7月26日 7時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - うっ!最高!!(吐血) (2021年7月25日 16時) (レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - うわぁ! めちゃくちゃ面白いです! 頑張ってください! (2021年7月24日 8時) (レス) id: cfbd9ee85a (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - とってもかわいいですし、とてもお気に入りです。これからも更新頑張ってください! (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 一読者の意見なのですが、少々作者様のお話が多く、せっかくおもしろい小説の内容が遮られてしまうのが勿体無いなと思います…。「設定(2)」や作者様のお話のページはもう少し区切りの良いところに置くなどして頂けると少し読みやすくなるかなと思います…。狼牙ちゃん (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すのはら | 作成日時:2021年7月18日 9時

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