盛りの不良共は天然女子を落とすのに必死なんです 1

strike ページ46

万「今日集まったのは、"愛美愛主(メビウス)"の件だ

ウチとぶつかりゃ、デカい抗争になる

ぶつかるなら武蔵祭りのタイミングだ。」




『………"愛美愛主(メビウス)"、嫌い』




私が小声で呟くと、ケンちんに頭を撫でられた




万「じゃあ、皆の意見を聞かせてくれ」




武「？？？？」




私たちの後ろでただひたすら頭に？を浮かべていたタケミッちに気づいたケンちんが




堅「タケミッちに教えてやれ」




隆「ウッス

"愛美愛主(メビウス)"はオレらの2つ上の世代で新宿仕切ってる暴走族だよ」




武「え！？

ここらを仕切ってるのは東卍じゃ！？」




『違うよ〜、タケミッち

東卍は渋谷で新宿はまた別なの。』




隆「そうそう、それにまだ東卍は新しいチームだしな

んで、抗争っていうのが…………」




その瞬間、パーチんがタケミッちの背中を蹴る




『わ、パーチん。蹴っちゃ駄目だよ〜』




パ「うっせぇ」




『……………ァ？』




武「痛って、何すんだ……」




ぺ「……………あ？文句あっか？」




パ「オマエ、花垣だろ？」




ぺ「喧嘩賭博の件でウチの隊のキヨマサが世話になったのう！！！」




パ「どー落とし前つけんだコラ」




武「落とし前？」




『武道、関係ねぇだろうが』




Aの一声で辺りは一瞬にして静まり返る




隆「あーあ、パーちん。A怒らせやがった

てか総長の客にてぇ出すなや"パー"

キヨマサの件はアイツが勝手に東卍の名前使って喧嘩賭博なゎかやってたのがオチって話だろ？」




『今更ンな事掘り返すんじゃねぇよ。

糞』(小声




パ「あ！？ンだとやんのかA！！」




私はパーちんに胸ぐらを掴まれる




ぺ「ちょ、パーちん！！！！

Aは副総……っ、」




『……………ァ？やれるもんならやってみろよ。』




隆「おい、パーチん、その手ェ離せや。」




タカちゃんの顔を見た瞬間、パーちんは気を取り戻したかのように慌てて手を離した




ただ、またすぐ頭にカーっと血が上ったのか




パ「あ！？オレぁバカだからわかんねーんだよ、ンなコト」




ぺ「パーちんの脳みそはミジンコだぞ、コラ」




隆「わかんねーならでしゃばんな、ボケ！」




『……………うるさい』




堅「オイ"パー"！！！

黙ってろ」




ケンちんが止めに入った




ぺ「…………ごめん、ドラケン！」




パ「ちっ」

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