盛りの不良共は天然女子を落とすのに必死なんです 1

cute ページ44

圭「……………アイツ、ぶっ殺す」




千「あの糞ガキ、俺のAさんに……」




隆「………はは、アイツどうやって締めっかな」




エ「ちょっと、私のAなんだけど！！」




『タケミッち

みてみてっ、似合ってる！！！？』




上目遣いで武道に問いかけるA




✱ ✱ ✱




俺の身体に女の子がくっついてる、なんだ。




なんなんだ、この状況！！！！？？！




武「っ、Aちゃ………」




『むぅ、似合ってる？？似合ってない？？』




うるうるした目で問いかけるA
中々目線を合わせらんない




だって、合わせようとしたらさ！！！！




胸にしか目が行かねぇんだよ馬鹿野郎！！！




これでもオレ童貞だってのに、こんな女の子に抱きつかれて胸しか目に入らないこの時間




何これ、俺って幸せ者な…………




日「武道くん〜？

……………あはは、ねぇ分かってるよね。」




その瞬間、気づけば俺はボコボコだった。




武「すびま"ぜんでぢだ」




✱ ✱ ✱




私は日向ちゃんに必死に頭を下げる




『ごめんなさい、本当にごめんなさいっ、』




日「えっ、いや、そんな！

Aさんは全然悪くないですよ！！？！」




日向ちゃんは、優しかった




『うぅぅ、日向ちゃん、ありがとうぅ…』




日向「わあわあ、泣かないで下さい〜！！

Aさん〜〜！」




私は日向ちゃんに抱きついて
何度も謝る




✱ ✱ ✱




エ「あれ、てっきりAってば、日向ちゃんにボコボコにされてるかもなぁとかって思ってたのに、何これ」




私にピタリとくっついて離れないAさん




『あっ、エマだぁ』




エ「いや、"エマだぁ"って今日初めてあった訳じゃないよね」




『エマ』




エ「え、無視？

ま、可愛いから許すけど」




『日向ちゃんが可愛すぎるーっ』




日「へっ、！！？」




エ「………………」




『エマも可愛いいいぃ、みんな可愛すぎて

私死んじゃうよー、、』




エ「えへへ、って…………」




エ/日「「A/さんが一番可愛いからね/です」」




エ/日「「あ」」




『えへへぇ』




エマちゃんと声が揃った上に、私に抱きつくAさんは甘い声で照れていた




こんなにも、可愛いって言葉が似合う人に
出会ったのは、生まれて初めてかもしれない。

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