endurance ページ35
堅「Aっ、オマエ、なんでここ……っ、」
『………っ、ケンちん、ぎょ"め"んな"ざい"っっ
』
Aは部屋に入ってきた途端、頭をめいっぱい下げて謝ってきた
堅「………………ふっ、」
最後の「ごめんなさい」は多分、分かるのオレとマイキーぐらいだろうな
オレは、低く下がったAの頭に手を伸ばし、頭を撫でた。
堅「…………オレの方こそ」
「ごめん」
「ついカッとなっちまった、みっともねー。」
Aは首を横に振る
『私が、無神経な事、言ったから…………』
堅「ンな事ねぇよ」
『っ、わたし、ケンちんの事、好きだよ!!』
Aの口から出た言葉はこの上ないくらい欲しかった言葉で
堅「っ、……………」
これ以上コイツの顔を見てたら、歯止めが利かない
『私、ケンちんの事、好き、大好き。
でもそれが"恋"なのかは、分かんない、から』
堅「…………………」
コイツはコイツなりに、色々考えてる
それはAのそばにいた俺やマイキーが一番わかっていて
部屋にはAの鼻をすする音が響いた
その時
「ぁ、んっ、ゃっ」
「はぁっ、ぁぁ♡、ぁん」
「『………………………』」
俺は、忘れていた。
隣の部屋もその隣もプレイルーム、そして
俺の部屋も。
隣から卑猥な声やら音やらが聞こえる
目線をAに移せば、顔を真っ赤にして俯いていた
堅「………………っ、」
俺と目が合うA
『…………っ、ケンちん…………〜〜///』
恥ずかしさのあまりAは俺に助けを求めてきた
「(っ、その顔、……………)」
✱ ✱ ✱
私は何故か今、ベッドに押し倒されている
『ケン、ち、ん……………?』
「っ、嫌なら殴れ」
その瞬間
『…………っ、ぇ、まっ………って、ケン、ち、ん!』
『っ……………ゎ、ぃたっ!』
堅「……………っ、ん。」
首に痛みが走った
小さなリップ音が耳元の近くで聞こえる
『……………っ、ぁ』
首や鎖骨、頬まで口付けされた
私とケンちんは目が合う
堅「………………」
私は咄嗟に目を閉じた
ペチッ
『…………っ、ぃて!』
堅「ふっ、」
目を開けるとそこには口元を抑えて笑うケンちんの姿があった
『へ』
堅「されると思ったろ」
『………………っ、!!!!』
堅「バーカ」
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とも - ドラケンが…イケメンすぎて……… (2021年7月26日 7時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - うっ!最高!!(吐血) (2021年7月25日 16時) (レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - うわぁ! めちゃくちゃ面白いです! 頑張ってください! (2021年7月24日 8時) (レス) id: cfbd9ee85a (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - とってもかわいいですし、とてもお気に入りです。これからも更新頑張ってください! (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 一読者の意見なのですが、少々作者様のお話が多く、せっかくおもしろい小説の内容が遮られてしまうのが勿体無いなと思います…。「設定(2)」や作者様のお話のページはもう少し区切りの良いところに置くなどして頂けると少し読みやすくなるかなと思います…。狼牙ちゃん (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すのはら | 作成日時:2021年7月18日 9時