voice ページ34
堅「オレ、マイキーに譲るわ、A。」
オレは、ケンちんの胸ぐらを掴む
堅「っ、なにすんだよ…………!」
万「…………俺の知ってるケンちんは、ンな事簡単に言わねぇ。」
堅「……………っ」
ケンちんに手を払われる
万「っ、どこ行くんだよ!!!!」
堅「家!!!!帰んだよ!!!!」
万「……………あ、家か。」
背中を向けて歩き出すケンちんは足を止めた
堅「……………後、ごめん、マイキー。」
万「ん!!」
オレは笑顔でケンちんを見送った。
✱ ✱ ✱
「ケン坊なぁにシケたツラしてんだぁ〜?」
シケたツラか、確かにまだアイツに言われた言葉が頭から離れねぇ、クソっ、なんだよ………
解決しない問題を抱えたまま、頭をぶっきらぼうに掻いてベッドに身体を沈めた。
✱ ✱ ✱
長い付き合いだと言うのに、こう見えて私
ケンちんの家に行ったことがありません。
でも、マイキーとケンちんの後ろを着いて行った事があるから、知ってます。
『………………』
目の前には、オトナの店というヤツ
中学生の私が一人で入るのには少しだけ
勇気が必要、でもこれもケンちんと仲直りする為の大事な大事な一歩のはず
私は意を決してその店に足を踏み込んだ
「お前、中学生だろ
この店に何の用だ」
入って速攻止められた
『あ、ぇ、あの、』
「ァ?」
『ケンちん、に、龍宮寺堅君に用が…………』
「あれ、キミもしかしてケン坊の"彼女"!?」
少し離れた場所から、ほぼ下着姿の女の人が私に気づいた
『あ、ぇっと……………』
「いいよいいよ、あっ、ケン坊の部屋案内してあげる!」
私の腕を掴む女の人は足取りを軽くして目的地まで案内してくれた
✱ ✱ ✱
「ケン坊〜、アンタの彼女来てるよ〜」
『ぃや、彼女じゃ………』
「ケン坊〜」
ガチャ
「……………ァ?ンだよ、俺に彼…………っ、は!!!!!???!!」
龍宮寺堅の、今日イチバンの声だった。
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とも - ドラケンが…イケメンすぎて……… (2021年7月26日 7時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - うっ!最高!!(吐血) (2021年7月25日 16時) (レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - うわぁ! めちゃくちゃ面白いです! 頑張ってください! (2021年7月24日 8時) (レス) id: cfbd9ee85a (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - とってもかわいいですし、とてもお気に入りです。これからも更新頑張ってください! (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 一読者の意見なのですが、少々作者様のお話が多く、せっかくおもしろい小説の内容が遮られてしまうのが勿体無いなと思います…。「設定(2)」や作者様のお話のページはもう少し区切りの良いところに置くなどして頂けると少し読みやすくなるかなと思います…。狼牙ちゃん (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すのはら | 作成日時:2021年7月18日 9時